「皇族である前に一人の人間である」
帯にこう書かれたキャッチコピーで5月11日に発売された、元毎日新聞宮内庁担当記者でジャーナリストの江森敬治氏による単行本『秋篠宮』(小学館刊)。
江森氏は秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんの婚約が発表された直後の’17年6月から’22年1月まで、計37回にわたって秋篠宮さまに取材。当時、結婚問題に揺れる眞子さんの父親として、皇嗣として、苦悩を抱えていた秋篠宮さまの心情が垣間見える内容となっている。
11日放送の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)では、本書を特集。江森氏は秋篠宮さまと31年以上も個人的なつき合いが続いているという。本書の執筆にあたって江森氏は、「私も新聞記者でありますので、やはり事実を事実としてありのまま伝えるということが大切なのだなと思いました」と語っていた。
定例会見以外での秋篠宮さまの異例とも言えるインタビューは話題を呼び、通販サイト「Amazon」では本のランキングで49位にランクインしている(5月17日現在)。
また、「Amazon」のカスタマーレビューでは、《今まで知らなかったエピソードその他、拝読出来て良かったです》《長い時間と繋がりのある記者であればこそ、垣間見える殿下の人となりを切り取ることが出来たのだと思います》と賞賛するレビューが。
そのいっぽうで、本書の平均評価は5つ星中、「1.6」と、かなりの低評価だ。さらには本書を読んでいないにもかかわらず、“荒らし”のようなコメントとともに星1の評価をつける人が。
《レビューによると買わないが正解の気がしました。ブックオフでワゴンに行くのは近日中かな。星は本当は0》
《予約していましたが、レビューや評価が激低なので購入はやめました。ブッ○オフで100円くらいになったら買うかな》
《レビュアーの方々の意見を拝見し、お金の無駄遣いをせずに済みました!ありがとうございます》
一方で、SNS上ではこのような辛辣なコメントに、《『秋篠宮』(小学館)のAmazonレビュー酷すぎてショックを受けてる。予想はしていたが、しんどい》といった声も上がっている。
発売と同時に波紋を広げている本書。13日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)にも出演した江森氏は、本書を秋篠宮さまにお渡しにはなられたものの、「お読みになられたかどうかはわからない」と語っていた。果たして秋篠宮さまは、どのように受け止めていらっしゃるだろうか。