8月24日は「愛酒の日」。これは「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」でおなじみの歌人・若山牧水が、“愛酒家”だったことに由来する。
今から140年ほど前に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した牧水。実は一日一升のお酒を飲むほどのお酒好きで、お酒にまつわる歌も多数発表している。そこで牧水の誕生日である8月24日が「愛酒の日」となった。
古来から現在に至るまで多くの人々に活力と癒やしを与えているお酒。有名人にとっても同じようだ。そこで、これまで本誌が目撃してきた“愛酒現場”を振り返りたい。
■生田斗真と清野菜名夫妻の“へべれけバースデイ”
20年10月7日、都内の高級ジンギスカン料理店に現れたのは生田斗真(37)と清野菜名(27)夫妻。2人は同年6月に結婚したばかりで、この日は結婚後初となる生田の誕生日。2人は友人を交えて食事会を開いたようだった。
「生田さんの誕生日から一週間後の10月14日は清野さんの誕生日です。しかし当時、生田さんは舞台の仕事で大阪に滞在する必要があり、清野さんの誕生日当日は一緒に過ごすことがスケジュール的に困難でした。そこで生田さんと清野さんを一緒にお祝いする合同誕生日会が開かれたそうです」(芸能記者)
2人は2時間ほどでジンギスカン店を後にすると、そのまま近くの隠れ家的なバーへ。ふたたび姿を見せたのは、一次会から8時間後の深夜1時過ぎ! お酒を楽しんだのか、2人はへべれけな様子。さぞかし楽しい祝杯となったのだろう。
■長澤まさみ ほんのり頬染めてリリー・フランキーのバーへ
19年4月初旬の深夜11時過ぎ。東京・銀座の居酒屋から、にぎやかな一団が現れた。その中に、長澤まさみ(35)の姿があった。
実はこの日、午後8時から長澤の主演映画『コンフィデンスマンJP―ロマンス編―』の打ち上げが行われていたのだ。
店から出てきた長澤はほろ酔いなのか、頬がほんのりと染まっていた。その後、迎えの車に乗り込むと、雑居ビルの前で停車。そして、マネージャーらしき女性と2人でリリー・フランキー(58)がプロデュースするバーへと足を踏み入れた。
11年に一部メディアが“宮古島2泊3日旅行”を報じ、16年6月には本誌が“お泊りセット”持参の長澤がリリーと5時間もはしご酒デートをする姿を目撃するなど、かねて親密な関係が囁かれてきた。そんな2人の親密ぶりは、19年4月でも健在。
「その夜は、リリーさんの親しい知り合いだけが集まる貸切営業でした。長澤さんが来店するということで、リリーさんも駆け付けたといいます。2人はお酒を酌み交わし、お喋りを楽しんでいたそうです」(バーの常連客)
入店から3時間半。長澤がバーから出てきたのは、午前2時半を回ったころだった。親しいリリーと共に、お酒を楽しんだ長澤。エネルギーチャージは十二分だったはずだ。
■今井翼 庶民的な居酒屋で1人晩酌
今年6月には、居酒屋で晩酌を楽しむ今井翼(40)を目撃。
この日、今井は初主演映画『TELL ME ~hideと見た景色~』の完成披露上映会に登壇。劇中で演じたX JAPAN・hideさんの実弟・松本裕士氏と対面し、感極まって涙を見せていた。そして大仕事を終えた今井はカウンターに一人座り、上機嫌でグラスを口に運んでいた。
実はこの店、しょうゆラーメン650円という格安店。生ビールに酎ハイ、おでん、枝豆など次々と注文していく今井。大役をやり遂げた達成感を噛み締めるように、晩酌を楽しんでいた。
庶民的なこの店には常連客も多いようだが、今井は飾ることなく、店員だけでなく居合わせた客たちとの会話も楽しんでいた。さらに店の前でたばこを吸っていると、通りがかった女性が今井に気づいた。女性と10分ほど談笑した後、今井は笑顔で自ら握手の手を差し出すサービス精神も見せていた。
■パーティ大好き田中圭のノリノリ飲酒焼肉
19年7月中旬の午後9時ごろ、本誌は田中圭(38)を都内の焼肉店で目撃した。店内の個室には7~8人が集まっており、その中にはドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で共演した内田理央(30)の姿もあった。
「7月10日は田中さんのお誕生日。多忙な日々を送る田中さんのために、親しい仲間たちが少し遅れて誕生日会を開いたそうです」(田中の知人)
パーティ好きで、愛酒家でもある田中。誕生パーティには、当時放送中だった主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)の撮影終わりで駆け付けたという。
仕事終わりにも関わらずパーティの間、始終ノリノリだった田中。3時間後に店を出たものの、かなりお酒を飲んだようで足元がふらついていた。
■石田純一はお酒で“家庭崩壊”の危機に……
いっぽう、飲酒がきっかけで窮地に立たされた人も。石田純一(68)だ。
さかのぼること20年4月、新型コロナウイルスに感染した石田。一時はICUに入る寸前で、生死の境も彷徨ったというがーー。
「新型コロナにかかる直前、県外移動自粛が呼びかけられていた緊急事態宣言下に沖縄へ行っていたことが判明。さらに退院直後から、ノーマスクで飲み歩く姿がたびたび報じられました」(スポーツ紙記者)
本誌も20年5月、都内の隠れ家的飲食店から石田が現れたところを目撃している。石田は、マスクなしでふらつくような千鳥足。道路の真ん中で立ち尽くし、車が来てとっさに避けるという危険な一幕もあった。
「石田さんはその夜、同世代の仲間3~4人に招かれ、コロナの“快気祝い”をしていたそうです。お肉に合うワインやシャンパンも口にして、久しぶりの外食を堪能したといいます」(石田の知人)
また同年8月中旬の午後9時過ぎ、本誌は東京都港区にある高級イタリアンで石田の姿を目撃している。石田は40代前半くらいの男性と若い女性との3人で、店の閉店時間を1時間ほど過ぎた午後11時頃まで会食を楽しんでいたという。その後、5月同様マスクをつけずに、石田はまたもや千鳥足で自宅へと向かっていった。
「コロナ禍にも関わらず、飲酒の後にノーマスクで出歩くといった一連の行動によって石田さんは仕事が激減。レギュラー番組は全て終了し、別荘だけでなく推定3億円といわれる豪邸も売却しました」(前出・スポーツ紙記者)
昨年12月、本誌の直撃に対して石田は「家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから! 帰ってください!」と声を荒げていた。
お酒でハッピーになる人もいれば、“飲まれてしまう”愛酒家も。適度な距離感が肝心なのかも。