9月29日、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)が『情報ライブ ミヤネ屋』の読売テレビ(大阪府)と『ひるおび』のTBS(東京都)、さらに番組出演者で弁護士の紀藤正樹氏、本村健太郎氏、八代英輝氏を名誉棄損で計約6600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
各メディアによると、教団側は、番組内での紀藤氏の「信者に対して売春させていた事件まである」、本村氏の「司法の判断として布教活動自体が違法だと認定済み」、八代氏の「教団がやっている外形的な犯罪行為」といった発言が事実に反し、社会的評価を下げたと主張しているという。
統一教会から“宣戦布告”を受けるなか、ある人物の好感度が爆上がりしているという。『情報ライブ ミヤネ屋』で司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司(59)だ。
安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以後、問題視されている政治家と統一教会の親密な関係。追及する急先鋒となっていたのが、『ミヤネ屋』だ。毎日のように、紀藤弁護士や鈴木エイト氏らを招き、統一教会問題を批判的に取り上げていた。司会の宮根も、8月の放送回で「リーダーシップを発揮して、旧統一教会との決別宣言だったり、被害者救済宣言、それくらい強いメッセージ性を出さなきゃいけないと思うんですよ」と発言するなど、徹底追及の姿勢を見せていた。
そんな『ミヤネ屋』だが、29日の放送では、提訴を発表した統一教会側の記者会見を速報。そして宮根は番組内で、こうコメントした。
「我々、『ミヤネ屋』の番組としましては、私も含めスタッフ一同、これまで通り、旧統一教会の過度な献金、被害者救済、政治家との関わりなど、反社会性が指摘される教団の本質的な問題は、さまざまな声、意見を取り上げながら伝え続けていきたいと思います」
統一教会から提訴されるも、改めて”追及宣言”をした宮根に対しネットでは賞賛の声が多数寄せられている。
《宮根さん、見直した、カッコいい》
《うをぉおおおお!!!宮根ぇええええ!かっこいいじゃねぇかあぁぁぁぁああ!これぞ報道、ジャーナリズム魂だよね。応援するぞーーーー!負けるなミヤネ屋!》
《初めて宮根がかっこいいと思えた瞬間だった》
《宮根さん、かっこいい!読売TV、弁護士3人さんも応援してます!政治と宗教が分離されるように解体してほしい》
多くの声援が寄せられている宮根のコメントに今後も注目が集まるばかりだ――。