12月5日(日本時間6日)に行われたサッカーW杯クロアチア戦。日本代表は史上初の8強入りを目指して臨んだ決勝トーナメント1回戦だったが、1-1で突入したPK戦で敗戦。SNS上ではさまざまなリアクションが上がっている。
前半に前田大然選手(25)が先制ゴールを決めたものの、後半にクロアチアにゴールを決められ、延長戦へ。それでも決着はつかず、PK戦へともつれこんた。
「PK戦で日本は先攻となりましたが、1人目の南野拓実選手(27)、2人目の三笘薫選手(25)が失敗。3人目の浅野拓磨選手(28)は成功しましたが、クロアチアは1人目、2人目がともに成功させました。クロアチアは3人目が外すも、日本4人目の吉田麻也選手(34)が失敗し、その後クロアチアが決めたことで決着がつきました」(スポーツジャーナリスト)
試合後、森保一監督(54)はPK戦について「運だと思います。というのと、訓練と両方あると思います」とした上で、「ボールを強く、狙ったところに決めていくことにおいては、日本と欧州であったり、世界のトップを走るチームと差があるなと感じてきていました」と課題について言及した。
ドイツ、スペインという世界屈指の強豪国を破り決勝トーナメントに進出した日本。惜しくもベスト8には届かなかったものの、その功績を称える声が相次いでいる。
しかし、そんななかネット上で日本のPKの“やり方”について議論が巻き起こっている。
発端となっているのが、試合後に行われたインタビュー。wPKについて質問された遠藤航選手(29)はこう説明した。
「蹴りたい人から蹴っていく感じ」
また、伊東純也選手(29)も「自分たちで、蹴りたい、自信のある人から」と、立候補制だったことを明かしていた。
勝敗を決する重要な局面なだけにプレッシャーのかかるPK戦。ネット上では、そんななか自ら名乗りをあげた選手を称える声が続出。
《あの大舞台で、PK外したらピンチになるのを分かってて、自ら手を挙げて蹴った選手たちの勇気に拍手を送りたい。》
《PKは志願制だったみたいだけど、南野も三笘もまやも外したという結果は悔やんでも“自分が蹴ったこと“自体は一瞬たりとも後悔しないでほしいな》
《まぁでも正直あのとんっっっでもない緊張感の中、1番手としてPKを蹴った南野のメンタリティは尊敬するわ。もちろん決められていたらそれがベストだったけど、俺がもしあの場にいたら絶対に最後まで名乗りをあげられないと思うもんな。》
《PK立候補形式だったんか…すごいね…ほんとどこまでも諦めずに頑張るパワーってすごいな…》
いっぽうで、“PKこそ戦術が大切”だとし、今回の“蹴りたい人から”というやり方に疑問を抱く人も。
《日本代表のPKの順番は蹴りたい人優先で決めていったらしいけど、これは絶対に止めた方がいい。これじゃエゴが強くてPKが大して上手くない人間が名乗りを上げる可能性が高い。ていうか事前に監督が順番決めてるもんだと思ってた。ハッキリ言って詰めが甘すぎると思う》
《普段から選手のPKの得手不得手を監督が把握して、データを元にPKに望まなければいけない。PKは運要素で片付けられるほど単純では無いはず》
《マジかよー。PK戦に情報用意して、蹴る順番もいる選手で準備してってやって無かったのかよ。そんなんダメだろ。小学生の試合じゃないんだぞ。》
《「蹴りたい人から蹴っていくって言う感じです」…………これPK想定練習してなかったな 準備不足以外の何物でもないじゃん》