いよいよ最終回を迎える『鎌倉殿の13人』(写真提供:NHK) 画像を見る

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合・20時~ほか)がいよいよ大団円! 戦にも政治にも関心のない純朴な青年だった義時の姿はどこへやら。終盤にかけてその冷酷さが強調されていった義時にもいよいよ最期のときが。出演者一同が「スゴい!」と口をそろえるラストシーンを迎える前に、義時の人生を名ゼリフとともに振り返ってみよう。

 

■第1回「大いなる小競り合い」

〈何がそんなに不満なんですか?〉

 

兄・宗時(片岡愛之助)らが流罪人の頼朝(大泉洋)をかくまい打倒平家に燃えている。伊豆の国でのんびり暮らしていた義時(小栗旬)は、兄の姿が不思議でならなかった。

 

■第4回「矢のゆくえ」

〈なんとかします!〉

 

挙兵を決断した頼朝の一党だが、兵の数がまったく足りない。不安を口にする頼朝に楽観的な宗時ら。両者のつじつまを合わせていく義時。この言葉によって頼朝の信頼を得た。

 

■第13回「幼なじみの絆」

〈私は好きなのです 八重さんの笑っている姿が〉

 

初恋の相手・八重(新垣結衣)へ魚やきのこを届け、思いを伝える義時。まだまだピュアでうぶな義時がこのときにはいた。表情も無邪気。

 

■第25回「天が望んだ男」

〈私にだけ大事なことを打ち明けてくださいます〉

 

八重と結婚し、息子が生まれたが、八重は川で亡くなる……。人生の辛酸をなめ、頼朝の側近として重責を担い、渋みと貫禄が出てきた義時。頼朝は第26回で退場となった。

 

■第29回「ままならぬ玉」

〈おなごというものはな だいたいきのこが大好きなんだ〉

 

若いころから“女性はきのこが好き”と信じていた義時。八重にも、後に妻になるのえ(菊地凛子)にもきのこを贈り、息子の泰時(坂口健太郎)へもアドバイスとして伝えた。

 

■第32回「災いの種」

〈千鶴丸と何が違う〉

 

頼家(金子大地)の長男・一幡(相澤壮太)を暗殺するよう、善児(梶原善)に告げる義時。善児の「できねぇ」に対して一言。冷酷な義時のダークな面が濃くなってきた。

 

■第40回「罠と罠」

〈消えてもらうか〉

 

すっかりダークサイドに落ちた義時。画面の色調も気づけばかなり暗い……。第1回から登場していた義盛(横田栄司)の存在がいよいよ疎ましくなり、恐怖の一言を。

 

■第46回「将軍になった女」

〈おかしなことを言っているのは お前たちのほうだ〉

 

実の妹・実衣(宮澤エマ)の首をはねると言いだす義時。泰時は「人の心が離れていく」と大反対するが、そんな言葉が響かないほど、義時は変わってしまっていた。

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