「昨年の夏から、テレビだけでなくすべての仕事を断っていると聞いています。今年は芸能生活65周年という節目ですが、自宅にこもりきりだそうです」
こう語るのはテレビ局関係者。五月みどり(83)について、何やら心配な近況が聞こえてきた。
「’19年から’20年にかけて放送されたドラマ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)以降、五月さんはテレビに出演していません。
’17年にはその前編にあたる『やすらぎの郷』にも出演していました。しかしその撮影現場で、五月さんはセリフを覚えられず、カンニングペーパーを用意して撮影したこともあったそうです」(前出・テレビ局関係者)
制作関係者も言う。
「’18年にバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)に出演した際の五月さんの受け答えがあやふやで心配になりました。関係者の間では、『認知症なんじゃないか』『このまま引退するのでは』という話までささやかれています。
チャーミングな性格で視聴者からも好評な方なので、お元気でいてほしいのですが……」
神奈川県湯河原町で暮らしているという五月。自宅近くや熱海に小物や雑貨、フラワーアレンジメントを扱うギフトショップを3店舗経営している。
最近、湯河原店を訪れたというファンは言う。
「五月さんはとても気さくな人で、お店に来たファンとも交流していたと、店員さんが言っていました。
以前は頻繁にお店に顔を出していたようです。最近はあまり外出されていないようで、お店に来ることもめっきり減ったと聞きましたが……」
五月の自宅と店は車で10分ほどの距離だという。しかしその距離さえも彼女にとっては負担だということなのか――。
五月の近況について所属事務所に尋ねると、次のように説明してくれた。
「83歳ですから、物忘れは当然ありますよ。ただ、食欲もありますし至って元気です」
表舞台から姿を消した真相はというと、
「実は五月は、新型コロナウイルスのワクチンを一度も接種していないのです。不整脈で病院に行ったとき以来、注射を怖がるようになってしまい……。
医者からも『怖がるなら無理に接種しなくてもいいのでは』と言われたこともあり、今でも打たずにいるのです。
とはいえ、コロナに感染したら年齢的にも重症化のリスクがあります。そうした不安もあって、五月は今は人前に出るのを怖がっているのです」
かつてインタビューで、
《私、『生涯青春』という言葉が大好きなんです》(『週刊朝日』’12年4月20日)
と前向きに語っていた五月。
65周年となる今年こそ、コロナ禍が落ち着き、ファンの前に姿を現す日が来ることを祈るばかりだ。