和田アキ子(72)、梅沢富美男(72)、有吉弘行(48)などバラエティ番組やワイドショーに君臨する芸能界の“ご意見番”たち。その発言は頻繁にネットニュースに取り上げられ、計り知れない影響力を持っている。
しかし昨今、若年層の「テレビ離れ」が進んだことで、ネット配信番組やSNSで人気を集める堀江貴文(50)、ひろゆき(46)、メンタリストDAIGO(36)といった、いわゆる“ネットご意見番”の発言が話題になることもしばしば。
そこで本誌は、セルフアンケートツール「QiQUMO」とTwitterで好きな“ネットご意見番”についてのアンケートを実施。ランキングを作成した。回答したのは男女587人。
第3位は社会学者の古市憲寿(38)だ。現代日本の若者をテーマにした著書で数々のヒットを飛ばし、最近では小説家として芥川賞にもノミネートされるなど、活動の幅を広げている。
また、テレビ番組にも引っ張りだこで『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)、『中居正広のニュースな会→中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)、『めざまし8』(フジテレビ系)など数々の番組でレギュラーも務めているのだ。
35万人のフォロワーを抱えるTwitterを始め、様々な媒体での歯に衣着せぬ発言も高い古市氏だけに、その”率直さ”を評価する声が多数寄せられていた。
《どんな問題にも自分の考えをはっきり言うところが良い》(70代女性・専業主婦)
《忖度なしにズバッと言ってくれ、あまのじゃくのように見えても憎めない可愛らしさがあるから》(50代女性・専業主婦)
《毒舌だが、的を得た発言が多いから》(50代男性・会社員)
《ニュース番組で物腰低くはっきりした意見を言ってる。それに、色んな分野に詳しい》(10代男性・無職)
続いて第2位に入ったのは、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦(40)だ。相方の藤森慎吾(39)と’05年にデビューし、「武勇伝」ネタで大ブームを巻き起こす。ブーム収束後も、ダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」や“オタク・インテリ”キャラして再ブレイクするなど、時代に合わせて巧みに芸能界をサバイブしてきた。
プライベートでは’11年にタレントの福田萌(37)と結婚し、’21年3月からは家族でシンガポールに移住している。
2019年4月にはYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」を立ち上げ、“教育系YouTube”として評価を確立し、現在のチャンネル登録者数はなんと504万人。お笑い芸人としてNo.1で、日本人でも屈指の登録者数を誇っている。
YouTubeでは政治からカルチャーまで幅広いジャンルの解説動画を配信しており、創価学会やアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の解説動画は再生回数1000万回を超える人気ぶり。
そんな中田を選んだ理由には、YouTubeでの活動を高く評価する声が多く寄せられていた。
《歴史など様々なジャンルについてわかりやすく説明してくれて面白いから》(20代男性・自由業)
《話がわかりやすいし嫌味がないので》(20代男性・会社員)
《以前お金の勉強をしようとYouTubeを見た時に説明が分かりやすかったから》(20代女性・会社員)
《知識が豊富でいつもわかりやすい説明をしてくれますし、自分自身興味ある話題なものが多い》(40代男性・医療関係者)
そして、栄えある第1位に選ばれたのは実業家の“ひろゆき”こと西村博之(46)だ。
かつて日本最大級の匿名掲示板であった「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」を開発し、「ニコニコ動画」の創設にも携わるなど、ネット社会で絶大な影響力を誇る。最近は論客としてテレビ番組への出演や、数々のビジネス本を出版するなど、活躍の場を広げている。
舌鋒鋭く切り込む姿から「論破王」とも呼ばれており、テレビ朝日とABEMAで配信されている討論番組『マッドマックスTV 論破王』では挑んできた芸能人たちをたびたび“論破”している。また自身のYouTubeチャンネル「ひろゆき, hiroyuki」では、視聴者の質問に答える形で生配信を行っており、チャンネル登録者数は160万人を誇る。
さらに、昨年9月に行われた「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」ではモデルとしてランウェイも歩いていた。
そんなひろゆきを選んだ理由には、ディベート対決で相手を鋭く“論破”する様子や、視聴者の悩みを論理的に解決する様子が高く評価されていた。
《的確な判断力があり、論点が定まっていてわかりやすい内容を展開している方だと思います》(50代女性・無職)
《相手を論破するのが見ていておもしろいから》(40代女性・回答なし)
《ズバズバ本音をゆうから!間違ってないしごもっともだと納得してしまう!聞いていて楽しい!》(40代女性・パート)
《淡々と思っていることを端的に言う。我が道を進んでいて自分があるから余裕があるというか落ち着いている。感情的にならないところも良い》(30代男性・会社員)
《色々な質問をされても正直かつ論理的に答えているから》(20代男性・会社員)
老若男女から支持を集める“ネットご意見番”。今後の活躍から目が離せない――。
【好きな“ネットご意見番”ランキング】
1位:ひろゆき 125票
2位:オリエンタルラジオ・中田敦彦 74票
3位:古市憲寿 50票
4位:キングコング・西野亮廣 33票
5位:成田悠輔 25票
5位:堀江貴文 25票
次点:メンタリストDaiGo 24票