「今後に関して色々考えた結果、僕はやはりもう一度エンターテイメントの人生を歩もうと決意いたしました。自分の覚悟と皆様の期待を背負い、新人募集をし、アーティストをプロデュースする会社を立ち上げました」
3月21日、滝沢秀明氏(40)が新会社の設立をTwitterの音声配信で発表。冒頭のように決意を語り、会社名は「株式会社TOBE」であることも明かした。
この日開設された新会社のホームページでは、「TOBEのプロデュースで新しい世界を舞台に活躍する、次の才能を探しています」と、新人タレントの募集要項が公開されている。デビュー以来エンタメの最前線で活躍し続けた滝沢氏が手掛ける次の一手に注目が集まるなか、ジャニーズ時代の彼を知るテレビ局関係者は、ある懸念を語る。
「滝沢さんは非常に器用なタイプで、タレント時代は踊りや殺陣などもサクサクこなし、裏方となってからは映像編集なども手がけていました。また、テレビ局への挨拶回りや会食も欠かさず、熱心に後輩たちの売り込みをしていました」
しかし、滝沢氏の熱量は周囲にプレッシャーを与えることもあったようで……。
「滝沢さんのもとで働いていたあるスタッフは、滝沢さんの細かな指示についていくのに必死で、白髪だらけになってしまったことがあったと聞きました」(前出・テレビ局関係者)
さらに、滝沢氏のスパルタ指導は活躍中のタレントたちにも向かっていた。
「Snow Manが主演する舞台『滝沢歌舞伎』はもともと滝沢さんが主演していたもので、Snow Manに引き継がれてからも滝沢さんが演出を手がけていました。歌や踊り、殺陣を絶え間なく披露する舞台で、体力的にとにかくハード。特に、和太鼓で両足を支え腹筋をしながらたたく『腹筋太鼓』という演目は、Snow Manのメンバーたちはとてもつらそうにしていました。
滝沢さんは稽古中から厳しく指導するので、本番を迎えるころにはメンバーたちの体重も落ち、見に来たファンは『ケガをしないといいけど……』とハラハラしながら見守っていたようです」(制作関係者)
実際、滝沢氏が演出した舞台でケガを負ったタレントもいた。
「22年10月にデビューしたばかりのTravis Japanは、デビュー前は滝沢さん演出のもと『虎者』という舞台に出演していました。5.5メートルほどの高さの壁からトランポリンに背面から飛び降りるという高難易度の技もあり、メンバーたちはブログでたびたび『トランポリンが怖い』と言っていました」(女性ファン)
しかし滝沢氏がトランポリンのシーンを削ることはなく……。
「トランポリンが原因で舞台期間中にけが人が続出し、本来全員で踊るはずだった曲もけが人が不在で披露されることも珍しくありませんでした。メンバーの一人は首が動かなくなり、また別のメンバーは疲労骨折になり舞台が終わってからしばらく活動を休止した時期もありました」(前出・女性ファン)
前出のテレビ局関係者は言う。
「滝沢さんは体育会系で、とにかく肉体を使うことを美徳とする人。しかしそのスパルタぶりは時代錯誤ともファンの間では言われていたようです。新会社ではこのようなことが繰り返されないといいのですが……」
今後は心機一転、新たなエンターテインメントに挑むという滝沢氏。無理のない指導でタレント育成に取り組んでもらいたい。