評決後、原告のサンダーソン氏に声をかけるグウィネス・パルトロウ(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 画像を見る

俳優のグウィネス・パルトロウが、スキー場での衝突事故で訴えられていた裁判は30日に評決に達し、「パルトロウ側に責任はない」との結論が出たと、CBS NEWSなどが報じた。

 

元眼科医のテリー・サンダーソン氏は’16年にユタ州のスキー場でパルトロウに衝突され、肋骨を4本折るなどの重傷を負ったとして30万ドルの損害賠償を求めて裁判を起こしていた。パルトロウ側もサンダーソン氏の方からぶつかってきたと主張し反訴。今月21日から裁判が行われていた。

 

スキー事故は坂の上にいた側の責任が重くなるため、双方の代理人もその点に焦点をあてて証言を求めた。

 

CNNによると、パルトロウは上からサンダーソン氏に突っ込まれたと明言。脚の間にサンダーソン氏のスキーが勢いよく滑り込み、背中に強い衝撃を受けたというパルトロウは「性的暴行か悪質ないたずらかと思った」と事故当時の様子を振り返った。

 

対してサンダーソン氏は「血の気が引くような悲鳴が聞こえ、背中を強く打たれた。肩甲骨の中央に拳とストックがガツンとぶつかった感じで、本当にあんなに強く殴られたのは初めてだった」と主張したが、その証言を裏付ける証人は1人だけだったという。

 

パルトロウの弁護士はCGアニメーションを使ったり、ホワイトボードに物理的な図解を陪審員に示す証人を次々に召喚。8人の陪審員はわずか2時間ほどの話し合いの後、満場一致でサンダーソン氏側に100%の責任があるとの評決に達したとCNNが報じている。

 

パルトロウは求めていた1ドルの損害賠償と弁護士費用をサンダーソン氏から受け取る見込み。CNNによると退廷の際、パルトロウはサンダーソン氏に肩に手を置き、「幸運を祈ります」と話しかけたそうだ。

出典元:

WEB女性自身

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