5月5日~5月7日にインテックス大阪で開催された「大阪コミックコンベンション2023」。同イベントはコミックや映画を中心としたポップカルチャーの祭典で、各メディアによると来場者は3日間で合計5万人以上にものぼったという。
イベントにはオーランド・ブルーム(46)やマイケル・ルーカー(68)、マッツ・ミケルセン(57)など錚々たる豪華スターが参加し、会場を盛り上げた。そんななか、一般参加者による“あるコスプレ”がTwitter上で物議を醸している。
この来場者はスターと記念撮影ができるブースで、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(22年)や今年6月に公開予定の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』に出演するマッツと撮影し、Twitterに写真付きで報告していた。
だが、この参加者は自らの顔と首を黒塗りにメイクし、『ファンタスティック・ビースト』に登場する魔法使い「ユスフ・カーマ」に扮していたのだ。投稿には“マッツの記憶に残るようユスフ・カーマのコスプレを選択した”と記していたものの、「人種差別」だとして黒塗りメイクに批判の声が相次いでいる(投稿はすでに削除済み)。
《黒塗りフェイスでマッツとツーショット撮った人いるみたいで悲しくなった……。海外作品が好きなら海外の人にとって肌の色がどれほどデリケートな問題か分かると思うけどなぁ……》
《今どきブラックフェイスなんて人種差別でしかありませんよ。日本人として恥ずかしいので早く謝罪して画像消して下さい。最低》
《ブラックフェイスでコミコンに乗り込みマッツと撮影してTwitterとYouTubeにアップした…?? どっかで絶対止めるチャンスはあったのにすり抜けて公に出てしまったことに色々と限界を感じる》
「本作でユスフ・カーマ役を演じているのは、黒人俳優のウィリアム・ナディラムです。物議を醸しているこの参加者は、YouTubeにもコスプレ姿を映した動画をアップし『エディ・マーフィではありません』と話していたそうです。しかし、肌を黒く塗って黒人に扮する“ブラックフェイス”は人種差別の行為だと見なされており、世界的な常識として『絶対NG』です。
日本では2017年の大みそかに放送されたバラエティ番組で、浜田雅功さん(60)が肌を黒くメイクしてエディ・マーフィに扮したため批判が殺到した事例があります。当時、BBCやニューヨークタイムズなどの海外メディアも取り上げるほど問題視されました」(WEBメディア記者)
また、“ブラックフェイス”の参加者に批判の声が上がるだけでなく、撮影に応じたマッツを残念がる声も上がっている。
《え〜、マッツよ、、。何であんなブラックフェイスのと一緒に写真に写ってんの。。。》
《2023年にもなってブラックフェイスやってんのやばすぎるが普通に写真撮ってるマッツもダメでは》
“北欧の至宝”ことマッツの来日はファン待望だったが、今回のようなショッキングな出来事は今後のイベントに影響しそうだ。