米オクラホマ州リンカーンで、判事が審理中にスマートフォンを見ていたことが報道され、話題を呼んでいる。
地元ニュースサイト「The Oklahoman」に掲載された動画には、2歳の男の子が母親の交際相手に殺された事件の審理中にトレイシー・ソダーストロム判事(50)が机の下に隠し持ったスマートフォンでFacebookを熱心に閲覧したり、メールをしたりする様子が収められていた。
冒頭陳述や、被害者の母親の証言中にも、画面をスクロールする彼女の指は止まらなかった。また、別の証人の証言中には、メッセージに追加するGIFを選んでいたという。この動画は判事の頭上に設置された防犯カメラの映像と見られている。
AP通信によると開廷の際、判事は陪審員たちに向かって「邪魔されることなく証拠に集中するために、全ての電子器機は電源を切るか機内モードにしてください」と指示していたという。
被告人は第二級過失致死で有罪となったが、上訴の可能性があるとしてソダーストロム判事はメディアへのコメント要請に応じなかった。
ソダーストロム判事は、昨年11月にリンカーン郡判事に選出され、今年1月9日に就任した。任期は’27年1月までだという。