日本公演でのセクハラ被害を訴えた、韓国の人気女性DJ「DJ SODA」。しかし、懸命の発信にまで心無い声が寄せられていた。
8月11日から13日にかけて、大阪・泉南市で行われた音楽フェス「MUSIC CIRCUS’23」に出演したDJ SODA。14日、DJ SODAはTwitter(現X)やInstagramで、《日本の大阪ミュージックサーカスフェスティバルで公演を終えましたがその時に凄く悲しい出来事がありました。ファンの方々ともっと近くで楽しんでもらうために、私が公演の最後の部分でいつものようにファンの方々に近づいた時、数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました》とセクハラ被害を告白していた。投稿には、公演中にDJ SODAの胸に観客の手が触れる瞬間を収めたスクリーンショットも添付されていた。
この告白に対するコメントは、DJ SODAに同情的なものや、加害者に対する怒りが多くを占める。しかし、一部にはDJ SODAが“自分でファンに近づいたのだから仕方がない”、“露出の多い格好をしていたから仕方ない”など、DJ SODAの責任を指摘するようなコメントも見られた。しかし当然、露出をしていることがすなわち触っても良いということにはならない。
このような状況もあってか、DJ SODA本人も14日の16時ごろ“自己責任論”に以下のように反論している。
《私がどんな服を着いたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない。私はいつかこの言葉を言いたかったです。当然のことだが、これを言うまで大きな勇気を出さなければならなかった。
私は人々に私に触ってほしいから露出した服を着るのではない。私は服を選ぶ時、自己満足で着たい服を着ているし、どの服を着れば自分が綺麗に見えるかをよく知っているし、その服を着る事で自分の自信になる。
ウォーターフェスティバルで露出している服を着る事が間違っているの? 私は自分が着たい服を着る自由があるし、誰も服装で人を判断できない。私の体は自分のものであって、他人のものじゃない。
私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです。だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を伺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!》
SNS上では、DJ SODAの自己責任を指摘する声があがる日本のネット社会を憂う声が相次いでいる。
《djsodaの近づく方が悪いとか露出する方が悪いとか言ってる奴やべえな》
《このポストは、日本の一部にある「露出が多い服を着ている方が悪い」論への対する反論だろう。被害者にこんな事を言わせてしまったこと自体が恥ずべきこと》
《触っても許される日本がおかしいんだよね。露出してる方が悪いって、、なぜか加害者を肯定して被害者を批判する国民性は変わらないのが残念すぎです》
《日本のイベントでセクハラを受けたsodaちゃんに対して、日本人が更に追い討ちかけるような事言う??》