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自動車やバイクを運転するための公的証明書である運転免許証。顔写真や生年月日など個人情報が記載されていることから、様々な手続きの際に本人確認書類として提出する機会も多いだろう。

 

だが現在、SNS上では“免許証レンチン界隈”なる一部ユーザーの行動が物議を醸している。

 

注目を集めた発端は、とあるユーザーがX上で“免許証を更新した後に電子レンジで温めた”と報告したこと。だが「反応がなかった」といい、免許証に入っているICチップを確認したようだ。すると、ICチップの個数は「3つ」だったようだが、妻の運転免許証のICチップは「1つ」だったと指摘。そのため、このユーザーは「監視対象?」と疑問視していた。

 

「このユーザー以外にも、ICチップが埋め込まれている運転免許証を電子レンジで温めたと報告するユーザーが散見されています。なかには、電子レンジで温めたことによって免許証が複数カ所ショートしてしまったそうで、警察に対して“何を仕込んでるの?”と疑惑の目を向ける投稿も。どうやら、“電子レンジで温めることで免許証内のICチップを破損させ、国家からの不当な監視を免れる”という目的で行っているようです」(WEBメディア記者)

 

だが、公的証明書を故意に破損させるといった驚きの行為に、ネット上ではあ然とする声が相次いでいる。

 

《免許証を………レンチン……???》
《免許証レンチン界隈とかいうやばいものをみた この人たちカード型のSuicaとかEdyとかクレカもレンチンするのか…?》
《免許証レンチン、1番の被害者はただでさえ供給不足なのに頑張って納入したICチップ製造元と電子レンジくんでは》
《運転免許証をレンチンしてチップを焼くなんてできるんですね! ところで運転免許証よりも、もっと個人の監視に向いているデバイスをご存知でしょうか? スマホっていうんですけど》

 

偽造や変造といった不正防止を目的に、’07年から順次導入されたICカード免許証。以前は免許証の表面に記載されていた本籍欄も、現在はプライバシー保護のため削除され、ICチップのみに記録されている。

 

東京都を管轄区域とする警視庁の公式サイトでは、ICチップについて次のように明記されている。

 

《ICチップの記録内容は、ICカード読み取り装置に暗証番号を入力しないと見ることができません。また、運転免許証を身分証明書として使用する際など、表面に記載されている内容の真偽を判定する場合に暗証番号が必要となります》

 

いっぽう、3回続けて暗証番号を間違えるとロックがかかってしまい、警察署や運転免許試験場などで解除の手続きが必要となる。また免許証を破損した場合は再交付申請が可能だが、新たな申請用写真が必要なだけでなく2,250円の手数料がかかる。

 

そこで本誌は9月7日に、各都道府県警察を指揮監督する警察庁の広報室を取材。故意に運転免許証のICチップを破損することによる弊害や、見解を求めた。すると13日に文書で次のような回答があった。

 

「ICカード運転免許証のICチップは、当該運転免許証を保有する方を監視するためのものではございません」

 

警察庁もいわゆる“陰謀論”を真っ向から否定したが、火災などが起きないよう電子レンジの取り扱いには気を付けてほしいものだ。

出典元:

WEB女性自身

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