11月6日、女優の飯沼愛(20)がドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)の撮影中に負傷したことを同局が明らかにした。
発表によると、高さ約90センチの台にセットしていたカメラが三脚ごと倒れ、近くにいた飯沼は頭部の打撲や切り傷、肩の打撲と診断されたという。
TBSは「飯沼さんをはじめ関係者の皆さまにお詫び申し上げます。今後、同様のことが起こらないよう、今回の反省を踏まえて番組制作に際しての安全管理をさらに徹底してまいります」とコメントを発表している。
TBSでは、昨年11月、バラエティー番組『オオカミ少年』の収録中に松本伊代(58)が落とし穴に落下し、腰椎を圧迫骨折。全治3ヵ月の重傷を負った。
さらに20年11月には、歌手のMISIA(45)が報道番組『news23』のインタビュー取材中に落馬、背骨を骨折し全治6週間となるなど、TBSの番組内でのケガが相次いでいる。
こうした背景もあるため、飯沼の負傷が報じられると、SNS上では、《またTBS》《TBSってMISIAさんとか松本伊代さんとか飯沼愛さんとか番組サイドのミスによるケガ多くない?》といった、局の安全管理を問う声が相次いだ。
しかし、民放各局について取材すると、TBS以外でも収録中の事故が頻発していることがわかった。
「番組収録中にタレントがケガをするという事案がたびたび発生しており、今年8月には、フジテレビのコムドットの冠番組で、メンバーのゆうたさん(24)が収録中にバランスを崩して転倒し、腰椎棘間靱帯を損傷。昨年8月にも武田真治さん(50)が同局のバラエティー番組『新しいカギ』の収録で右足のかかとを骨折しています。
こうした事故はドラマの現場でも起きていて、22年6月には、SixTONESの森本慎太郎さん(26)が、ドラマ『ナンバMG5』の撮影中に鼻骨を骨折。フジテレビでは、21年からの2年間で3件の事故が起きているのです」(テレビ局関係者)
日本テレビでも同じような事案が。
「昨年2月にモデルのゆうちゃみさん(22)が、バラエティー特番のロケ中に転倒し、左下腿(かたい)骨を骨折。入院し手術を受けるほどの事態となりました。21年3月にはお笑いコンビ・ライセンスの藤原一裕さん(46)が『ガキの使いやあらへんで!』のロケ中に骨折しました」(前出・テレビ局関係者)
21年からの2年間で、日本テレビの番組収録中に2件の事故が起きていたということになるが、テレビ朝日でも同じく2件の事故が発生していた。
「22年8月、お笑いトリオ・ジェラードンのアタック西本さん(36)が『アメトーーク!』の収録中に鎖骨を骨折し全治3ヵ月。卓球の吉村真晴選手(30)も21年11月、テレビ朝日のバラエテイ番組収録中に肋骨を骨折し、全治6週間のけがを負いました」(前出・芸能関係者)
TBSの事故件数が突出して多いわけではないものの、収録中に事故がたびたび起きているのも事実。タレントが安心して出演できる現場を作ってほしい。