12月24日に行われる漫才師最大の祭典『M-1グランプリ』直前に、衝撃の大ニュースが。人気お笑いコンビ・和牛が来年3月末をもって解散することが発表されたのだ。
12日夜、所属する吉本興業の公式サイトで、ボケの水田信二(43)とツッコミの川西賢志郎(39)はそれぞれコメントを発表。3年ほど前から劇場出演の際に、水田の遅刻が続いたことで、川西との信頼関係が崩れ、結局溝を埋めることができず解散の道を選んだことが綴られていた。
『M-1グランプリ』決勝に毎年のように進出し、3年連続で準優勝を果たすなど、屈指の実力派漫才コンビとして知られている和牛。未来を嘱望されていたコンビのまさかの電撃解散にはお笑いファンだけでなく、NON STYLE・井上裕介、さまぁ~ず・三村マサカズ、パンサー・向井慧といった芸人仲間たちもSNS上で驚いていた。
日本中から解散を惜しまれている和牛だが、2人の関係は決して穏やかではなさそうだ。
「発表された解散コメントでは、川西さんが真面目にファンや関係者に謝罪しているのに対して、水田さんはその半分ほどの文量で、かつ締めでは『すごく心配だらけなのでこれまで以上に応援してください』と冗談めかすなどかなり温度差がありました。そもそも“遅刻が原因”と公表することがかなり異例です。
解散自体は来年3月末ですが、コンビとして予定されていた公演への出演は『ネタ出番活動終了のため』と軒並みキャンセルとなっていますし、円満解散ではないことは明らかです」(芸能関係者)
公表されている通り、信頼関係が崩れて袂を分かつこととなった2人だが、その予兆はかなり前から見せていたようだ。
「舞台を主戦場にしていた和牛ですが、『M-1』でブレイクしてからはテレビへの出演が激増。’19年4月からは『ヒルナンデス』(日本テレビ系)のレギュラーを勝ち取るなど、名実ともに売れっ子芸人の仲間入りを果たしました。
ただ、解散コメントにもあったようにもともと舞台を中心に考えていた川西さんと、マルチに活動していきたい水田さんとの間で方針に徐々にズレが。次第に、水田さんだけでバラエティ番組に出演することも増えていきました。『かまいたちの知らんけど』では、正月特番で同期芸人での旅企画が恒例となっていますが、今年の放送回では、水田さんだけが出演。また今年7月に行われた和牛の単独公演では、川西さんは浮かない表情を見せることが多く公演時間も短かったので、ファンの間ではずっと心配されていました」(お笑い関係者)
今後のコンビでの出演は軒並みキャンセルしている和牛。現時点で最後の舞台となったのが、解散前日の12月11日に出演した“本拠地”である大阪・なんばグランド花月での漫才だが、ここでも“異変”が囁かれている。
「この日披露した漫才ネタが『服屋の店員が苦手』というものだったのですが、川西さんのテンションがいつも以上に高い様子で、終盤ではまるで思いの丈をぶちまけるように水田さんにツッコんでいたといいます。また、ネタ終わりに川西さんが珍しく客席をじっと見つめてから舞台からはけていったそうです。もしかしたら“最後の舞台”を噛み締めていたのかもしれませんね」(前出・お笑い関係者)