「新しくて格好良い名前だよね。だけど、それよりも会社の中身の方が大事」
12月12日、こう語ったのは近藤真彦(59)。ホテルオークラ東京で行われたディナーショーで、旧ジャニーズ事務所のタレントマネジメントを担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」について、冒頭のように言及した。
旧ジャニーズ事務所は性加害問題の補償のための「SMILE-UP.」へと名称を変更しており、このことについて11月に「被害者の方のことを考えたら当たり前なんだけど、社名が変わったのは、やっぱり寂しいね」と率直な心境を語っていた近藤。
この日の取材では、「タレントたちは葛藤しながら契約することになると思う。だからこそ彼らのことを一番に考えて、良い環境になるよう内容を充実させてほしい」と古巣の後輩を慮った。
「近藤さんは77年に入所し、21年4月末に独立するまで約44年もの間在籍。94年におりも政夫さん(70)と田原俊彦さん(62)が退所して以降は所属タレントのなかでは最年長であったことから“長男”とも呼ばれていました」(芸能関係者)
近藤の退所後、“長男”を担うことになったのは東山紀之(57)。SMILE-UP.の社長業に専念するため、23年いっぱいでのタレント引退を表明している。
「東山さんは6月にファンクラブを立ち上げ、年末には約21年ぶりにディナーショーを開催するなど、活動を活発化させていこうとした矢先、故ジャニー喜多川氏(享年87)の問題が噴出。性加害を噂として耳にしていたということですから、東山さんの責任を問う声もあります。10月に行われた会見では『90歳まで舞台に立ちたかった』と胸中を明かしましたが、会社の今後のことを考え、長男として身を引く覚悟を決めたのでしょう」(前出・芸能関係者)
慣れない社長業に奔走する東山はすっかり憔悴しているという。
「最後の舞台となった『チョコレートドーナツ』は無事走り切りましたが、『表に出たくない』といってディナーショーの会見を辞退したそうです」(前出・芸能関係者)
いっぽうの近藤はというと……。
「近藤さんは『週刊文春』に25歳下の女性との不倫交際が報じられ、無期限活動自粛となりました。このためコンサートツアーの一部公演は中止となり、レギュラーラジオ番組も打ち切りに。その後自ら申し出て退所しました。一時代を築いた長男でありながら、こうした経緯での退所に失望した人も少なくありません」(前出・芸能関係者)
かつて“長男”だった近藤は、ファン向けのコンサート活動やカーレース関係の仕事に取り組む悠々自適の日々。新たに長男を引き受けた東山はタレント引退となり、明暗が分かれる形にーー。
SNS上ではそんな近藤の姿に“お気楽”と指摘する声が上がっている。
《本来なら、己が東山の立場で胃の痛くなる日々を送らねばいけなかったはずなのにな 何度も問題起こして散々事務所に救われたにも拘わらず最後も逃げて、この呑気な発言 ほんといろんな人に感謝しろよ、て話だよ》
《泥を被りまくりのヒガシが本当にかわいそう。もともと最年長で、本当なら今頃は自分が被害者と向き合って補償する立場だったのに‥。彼も色々やらかしてなかったら、仕事もせずに今も事務所の長男坊だったはずなのに、事務所を出された立場を利用してこんな他人事な物言い。今、苦境に立たされている後輩たちが気の毒なので、せめて黙っといてって思う。》
《もし不倫でジャニーズを辞めてなかったら、今回の騒動で、どんな立場になっていたのだろう?今の東山の立場にいたのか、それともとっとと辞めてしまったのか。もし残っていたら、東山も芸能界引退まではしないで済んだだろうに》