「今日はどんな遊びをするのでしょうね。よろしくお願いいたします」
そう言って小さな子供たちに、笑顔をお見せになった紀子さま。
「1月18日、紀子さまは総裁を務めている『恩賜財団母子愛育会』の埼玉県支部の活動などを視察されるため、埼玉県ときがわ町を訪問されました。町内にある文化センターでは、小さな子供のいる家庭を支援している『子育てサロン』の活動をご覧になったのです。
子供たちやそのお母さんたちに、『とても楽しみにしていました』と挨拶され、遊びの輪に入って親しく交流されました。1月6日に宮内庁が紀子さまの体調不良を発表してから、初めての単独ご公務です。
紀子さまはかなりおやつれになっており、笑顔を保ち続けようとされていましたが、ときおり放心したようなご様子もお見せになっていました」(皇室担当記者)
年末から胃腸の不良が続いているという紀子さま。10日には東京都内の病院で、内視鏡による胃などの検査を受けられているが、がんや腫瘍などの異常は発見されなかったという。
精神科医の香山リカさんはこう語る。
「胃腸の調子が悪く、検査で器質的疾患がない場合は、機能性胃腸障害という診断名となります。胃は自律神経の不調やホルモンバランスの乱れの影響を受けやすく、不調が現れやすい臓器です。紀子さまの場合、ご年齢や更年期障害といった理由もある可能性はありますが、ストレスが影響しているのは確かだと思います」
これまで紀子さまがご体調不良でご公務を休まれたことはほとんどなく、秋篠宮さまも憂慮されているという。秋篠宮ご夫妻の知人はこう語る。
「1月17日、秋篠宮ご夫妻は『交通安全国民運動中央大会』に臨席されました。壇上で着席される際、秋篠宮さまは、お隣の紀子さまのご様子を心配そうに見守っていらしたのです。
秋篠宮さまは1月23日・24日の1泊2日で福岡県を訪問されるご予定でした。しかし紀子さまの内視鏡検査後に、日帰りでのご訪問へ変更されたのです。日程短縮について皇嗣職は“能登半島地震の被害を鑑み”と説明していますが、紀子さまのご体調を懸念されて、秋篠宮さまが決断されたと思われます。秋篠宮さまは『妻のために公務の予定を変更したい』とは、絶対におっしゃらない方ですから……。それにしても私が驚いたのは、紀子さまのご病状発表後の報道です。複数の週刊誌が、“アピール”という言葉を使用していたのです」
たとえば『週刊現代』は、皇室記者の次のようなコメントを掲載している。
《『私も(雅子さまと)同様に心労を抱えているのですよ』というアピールとも受け取れます》
また『週刊新潮』の皇室ジャーナリストのコメントは、
《…ともすれば“私は無理を押してでも出ます”というアピールとも受け取られかねません》
あたかも紀子さまが体調を押してご公務をされていることを強調するために、病状を発表されたかのような表現もあったのだ。