裏金問題で秘書が略式起訴された自民党の二階俊博元幹事長(84)。さらに幹事長時代の5年間に約50億円もの政策活動費を受け取っていたことも判明しており、国会で厳しい追及が続けられている。
二階元幹事長をめぐっては1月29日、立憲民主党の階猛議員(57)が「政策活動費を1人の議員に50億円も渡せば、使い残しで蓄財し、脱税している可能性も高いように思います。しっかり調査して国会に報告していただけますか」と求めた。
すると岸田文雄首相(66)は「政治活動のために支出した経費を差し引いた後、残高が生じていた場合には確定申告の必要がある。その通りであります。支出について残高がないように、目的等についてしっかり活用していく。これが重要であり、私自身も支給された政策活動費については全額政治活動に充てているところであります」と返答。そのため階議員は「いや、総理のことは聞いていなくて」と言い、「50億円以上ですよ。こんな金額をどうやって使うんですかね。やましいことがないんだったら速やかに使途を公表すればいいだけです」と述べた。
また2月5日の国会では、立憲民主党の井坂信彦議員(49)が岸田首相に対して「二階元幹事長には(政策活動費を)使い切ったかどうかというのを聞かれましたか」と尋ねたところ、岸田首相は「政治活動費については確認するまでもなく、適切に使用されているものだと認識をしております」と答えた。そこで井坂議員が「『本当に毎年使い切っていたんですか。大丈夫ですか』となぜ確認しないんですか」と指摘すると、岸田首相はこう答えた。
「確認するまでもなく、そういった使用をしていると認識をしています」
疑惑にまみれている二階元幹事長と、不可解な擁護をし続ける岸田首相。そんななか、2人に苦言を呈した人物がーー。それは青汁王子こと実業家の三崎優太氏(34)だ。三崎氏は2月7日、Xにこう綴った。
《岸田総理が二階氏への50億円もの政策活動費に「確認するまでもなく、適切に使用されている」と答えた。マジで国民を舐めるのもいい加減にしろ。こんな大金で一体、どんな素晴らしい政策を作ったのか説明しろよ。裏金問題がこれだけ問題視されたのに、「確認不要」って、マジでふざけてんの?》
Xでは三崎氏の怒りに共感する人が続出。5万件近い”いいね”とともに、こういったリプライが寄せられている。
《50億円……確認しないで良いと誰が決めたのでしょ。おっしゃる通りです。不信感しかない》《確認もしないで、適切に使用されているって、よく言いきれますね。50億円もの政策活動費がどんな使われ方しているのか、示してもらいたい》
《確認されたら困るんだろうなあ》
《同意! これは闇ですよ。 成果を知りたいです》