《およそ1年の撮影を大勢のキャスト・スタッフのみなさんと駆け抜け、このたびクランクアップを迎えることができて本当に喜びを感じています》(『ブギウギ』公式ホームページより)
NHKの連続テレビ小説『ブギウギ』で笠置シヅ子をモデルとした主人公・福来スズ子を演じる趣里(33)。2月10日にすべての撮影が終了したことを報告した。
「趣里さんはこの1年間、見ているこちらが心配になるほど仕事に没頭していました。彼女の女優人生において“朝ドラ主演”は一番の目標だったそうで、気合の入り方はすさまじかったです。身を削って撮影に臨む姿は文字どおり『芝居に命をかけている』ように感じました。そんな真摯な姿勢こそが、共演者やスタッフからの信頼を勝ち取り、長期間の撮影を駆け抜けられた要因でしょう」(趣里の知人)
ストイックな趣里の役作りはプライベートにまで影響を及ぼすほどだという。
「劇中で対立している役の人とは休憩中も距離を置き、なるべくその空気感が演技に反映されるようにするそうです。’18年公開の映画『生きてるだけで、愛。』では、菅田将暉さん(30)と共演し、3年同棲しているカップルを演じました。菅田さんとは同じ事務所で年齢も近いので仲がいいそうなのですが、倦怠期の恋人の微妙な関係を表現するため、撮影の合間も必要以上のことは話さないようにしていたと聞いています」(前出・趣里の知人)
朝ドラの現場では、さらに徹底して自制していたようだ。
「主演でスケジュールがハードというのもありますが、撮影後に共演者やスタッフと食事に行くこともほとんどありませんでした」(制作関係者)
趣里は1年間、あえて自分を“孤独”に追い込んでいたという。
「人間関係で悩みやすい性格なので、撮影に悪い影響を及ぼさないように交友を断ち切って仕事に集中したかったのだと思います。もともと、友人の数は多くないため、遊びに行きたいという欲求もあまりないそうです。彼女は人当たりがよく、ノリもいいので、撮影現場ですぐ打ち解けられるそうですが、プライベートでも仲よくする人はかなり限られている印象ですね」(前出・趣里の知人)
趣里の数少ない親密な友人の一人に元AKB48で女優の前田敦子(32)がいる。
「9年前にバーで偶然出会って意気投合し、何でも相談する間柄だそうです。趣里さんが結婚願望を明かした際には、『趣里は男性との距離感が遠く見える。結婚したいなら、好きな人にはもっと特別なアピールをしたほうがいいよ』と前田さんからアドバイスされたそうです」(前出・趣里の知人)
では、現在の趣里の恋愛事情はどうなっているのだろうか。
「以前、『仕事は頑張れば結果が出るけど、恋愛はそうじゃないから、仕事が立て込んでいるときは一切考えられない。朝ドラをやっている間は彼氏も作らない』と話していました。今はクランクアップしたばかりで恋愛している雰囲気はまだないですが、少しは時間もできるでしょうし、ようやく解禁になるのかなという期待はあります。恋人選びもとても慎重なタイプなので、次に付き合う人とは結婚前提の真剣交際を考えていると思います」(前出・趣里の知人)
趣里の“ハッピー☆ブギ”な報告が聞ける日もすぐに違いない。