2月23日、皇居・宮殿で天皇陛下64歳のお誕生日を祝う一般参賀が開催された。4年ぶりに事前抽選のない形で行われ、雨天のなか約15,900人が集まった。
皇居に訪れた人はこう語る。
「ほとんどの方が傘をさして待っていたので、後ろのほうだと陛下や皇族方のお姿が見えないのでは、と不安になっていました。
ですがお出まし直前になると、声がかかったわけでもないのに、みなさん続々と傘を閉じ始めて。自然と気遣いが広がっていく光景を見て、胸がいっぱいになりました」
天皇陛下も、おことばの冒頭で、
「冷たい雨が降る厳しい寒さの中、誕生日にこのように来ていただき、皆さんから祝っていただくことを誠にありがたく思います」
と、あいにくの雨のなか集まった人々を気遣われていた。
「陛下のおことばのあと、参賀者の間では“万歳!”や“天皇陛下、かっこいいね〜!”などの声が飛び交っていました。
お出まし直前に『会場が混雑のため、大声を発することはお控えください』『また、万歳等の大声を発することもお控え願います』とのアナウンスはありましたが、思いが溢れてしまった方もいたようです」(前出・訪れた人)
この日、お出ましになったのは天皇皇后両陛下、愛子さま、秋篠宮ご夫妻、佳子さま。 しかし、天皇ご一家と秋篠宮家では、お出ましのご様子にある“違い“があったようだ。別の訪れた人は言う。
「天皇ご一家、特に雅子さまと愛子さまは、お手振りされながらもお互いに顔を見合わせられ、ほほ笑みながらおことばを交わされるお姿が何度も見受けられました。陛下から話を振られている場面もありましたね。
一方、秋篠宮ご夫妻、そして佳子さまは、積極的にお話しされることはなく、アイコンタクトもほとんどなかったように思います。それぞれ身体を別の方向に向けられて、ほぼ無言でお手振りをされていました」