チームラボといえばプロジェクションマッピングで知られるデジタルアート集団。2018年に東京・お台場にオープンした「エプソン チームラボボーダレス」は、2019年に単一アート・グループで“世界で最も来館者が多い美術館”としてギネス世界記録に認定されるなど、国内外で人気のミュージアムとなった。
その「エプソン チームラボボーダレス」が、東京・麻布台ヒルズ内に移転。新作を携えて9日よりオープンしている。施設面積7千平方メートルの広大なデジタルアート空間では多数の作品が展開され、花のような香りも手伝ってさらに深い没入感が体験できる。
新作のほか、既存の作品も進化し、異世界にいる気分が高まる。50点以上の作品には境目がなく、あちこちで作品が動き回り、交じり合っていき、そのさまはまさにボーダレス。その瞬間にしか見られない貴重な幻想的世界を満喫して。
【見どころ1】世界初公開!シャボン玉に囲まれた夢空間-Bubble Universe-
世界初公開となる新作。無数の光のシャボン玉が空間を埋め尽くし、それぞれの球体の中に、異なる光の存在が入り交じっている。球体の光に全身が包み込まれると異空間に入り込んだかのような幻想的な気分に浸れる。
【見どころ2】世界初公開!まるで海の中の世界 Black Waves:闇から生まれ闇に帰る
凹凸のあるミラーが映像をつくりあげていき、まるで海の中にいる魚の気分に。美しい波のきらめきを見ながら浮遊感が楽しめる作品。
【見どころ3】ライト&ミラーの没入感 Light Sculpture-Flow シリーズ
ライトとミラーによって立体物や流れる光を描く。現実とミラーの中の世界を行き来することで没入感を堪能。複数の作品群で構成。
【見どころ4】岩の上はフォトスポット Borderless World《人々のための岩に憑依する滝》
入って真っ先に目に入るのがチームラボの代名詞ともいえるこの作品。岩と流れる滝が特徴的だが、花などの作品も登場する。
【見どころ5】自分が描いた魚が泳ぐ スケッチオーシャン
隣の部屋で用紙に魚の絵を描くとそれがスキャンされ、ほかの来場者が描いた魚の絵と一緒に泳ぎ出す空間。オンリーワンの魚に挑戦を!
【見どころ6】カフェでもアートを満喫 EN TEA HOUSE
併設のティーハウス。こだわりのお茶と作品が楽しめる。茶をたてると茶碗の中で花々が咲いていき、飲み干すと花々が消えていく。
【INFORMATION】
森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
場所:東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
時間:10~21時 ※最終入館は閉館の1時間前
休日:第1、第3火曜日
料金:大人(18歳以上)3,800円~ほか ※事前日時指定予約制