撮影現場では主役級にかわいがられたという山田邦子 画像を見る

青春時代に夢中になったドラマの裏には私たちの知らない“ドラマ”がいっぱい。出演者ご本人を直撃し、今だから話せるエピソードをこっそりお届け!

 

「学生時代から素人参加のお笑い番組に出演していたんですが、短大卒業後は、父の縁故で建設会社に就職することが決まっていました。ところが卒業前、ある女性プロデューサーからテレビ番組の出演オファーがあって……」

 

本格的に芸能界デビューした経緯を、そう振り返る山田邦子さん(63)。

 

「オファーがお笑い番組なら理解できるけど、ドラマだったからびっくり。しかも共演者は夏目雅子さん。自分も“美人女優枠”だと勘違いしてしまって、父と大喧嘩の末、就職を取りやめてドラマに出演することになりました。でも、1時間の放送で私のセリフは一言か二言、画面にギリギリ映り込むような端役(笑)」

 

ところが、撮影現場では主役級にかわいがられたという。

 

「山岡久乃さんは『邦子、おすし行くよ』って誘ってくださったし、津川雅彦さんはフグをご馳走してくださいました。フグの味がわからず『これ、白身の刺し身ですか』と言ったりしたけど(笑)」

 

ドラマ撮影中、たまたまデパートの伊勢丹で売っていた赤いブーツにときめいてしまった邦ちゃん。

 

「スタッフに話すと『誰かにお願いしたら、買ってくれるかもよ』と言われて、主演の宇津井健さんに聞いてみると『君はラッキーだね。そこは取引先だから。そのブーツを持って店員に“成城の宇津井まで”って渡してごらん』と言うんです。そのとおりにすると、次の撮影のとき、赤いリボンがついた箱に入ったブーツをプレゼントしてくださいました」

 

ヒロイン役の夏目雅子さんから「邦子、美容院行くよ」と誘われ、閉店後の美容院へ連れて行かれたことも。

 

「シャッターが閉まっていても、強引に開けてもらって勝手にお店を借りてね。おめかしした後は、突然『宇津井さんの家に行って、ご馳走してもらおう!』と駅に向かうんです」

 

さすがにアポなしでは失礼にあたると思った邦ちゃんは、必死で止めたが、夏目さんは「大丈夫、大丈夫」と、どこ吹く風で、電車に乗って宇津井邸へ。

 

「宇津井さんはすごく喜んでくれたのですが、後日、プロデューサーが知ると『約束もしないで、失礼でしょ!』と、2人ともめちゃくちゃ怒られて……。そのとき、夏目さんが『邦子が行こうよって誘ったんで』って言いだしたんです! その後、私のほうを向いて、舌をぺろって(笑)。そんなチャーミングなしぐさを見たら、怒る気もなくなってしまいました」

 

『野々村病院物語』(TBS系・1981年)

大病院に勤務していた野々村隆之(宇津井健)が念願の開業をすることに。女癖は悪いが優秀な外科医・久米丈二(津川雅彦)や、久米の不倫相手の看護師・北見紀子(夏目雅子)、心臓病の妻を抱えた温厚な内科医(関口 宏)らと病院運営を始めていく。

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