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6月に差し掛かり、春スタートのドラマがいよいよクライマックスを迎え始めている。

 

今期もっとも高視聴率をキープしているのが、型破りの弁護士を描いた『アンチヒーロー』(TBS系)だが、『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系)『ブルーモーメント』(フジテレビ系)も“王道もの”として評価は高い。恋愛ものでは『366日』(フジテレビ系)やリバイバルされた『東京タワー』(テレビ朝日)なども話題を呼んでおり、人気シリーズ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)も放送中だ。

 

充実したラインナップとなった今期だが、どのドラマも軒並み、主演俳優らの演技力を評価する声は多い。そこで本誌は、春ドラマで単独主演を務めている「演技が上手い」と思う俳優・女優をテーマに500人を対象にアンケート調査を実施。ここでは、演技が上手いと思う「主演俳優」についての結果を公表する。

 

まず、3位に選ばれたのは『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系)で主演を務める木村拓哉(51)。

 

本作は「大手ゼネコン」と「刑務所」が舞台となっている異色のドラマ。木村は無実の罪で逮捕された設計者・狩山陸を演じており、天海祐希(56)演じる余命わずかな妻のもとに帰るため、脱獄を試みるというストーリーだ。

 

木村が、“脱獄犯”を演じるということで話題の本作。いつもとは違った顔を見せる木村の迫真の演技に、驚いた視聴者も多かったようだ。

 

「どんな役をやってもキムタクイズムは出るが表情、間の取り方など引き込まれるし次も見ようと思わせるから」
「昔のようなキムタク感がなく昔より自然な演技になっていると感じたから」
「喜怒哀楽がはっきり伝わってくるから」
「セリフに感情が籠っていて見ていて面白かった」
「歳をかさねるごとにしぶさがましてカッコイイ」

 

4月行われたキャスト登壇イベントにて、共演している斎藤工(42)から「今回弁護士として狩山(木村の役)と対峙したときに、目を見て背筋がぞぞぞっとしました。鳥肌が立ちました」と評されていた木村。竹内涼真(31)も「木村さんが“マジで本気”なのでこちらも本気でいけます!」と発言しており、木村の本気度がうかがえる。

 

つづいて2位に選ばれたのは、『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で主演を務める山下智久(39)。

 

本作は気象学で自然災害に立ち向かうための組織・SDM(特別災害対策本部)を舞台にしており、山下は気象庁気象研究所所属の研究官・晴原柑九朗を演じている。お天気お兄さんとして報道番組に出演しつつも、SDMの一員として消防・医療など各分野のエキスパートらと奮闘する様子を描いている。

 

原作漫画は気象学者の荒木健太郎氏が監修しており、かなり専門的な知識や用語も多い本作。しかし、緊迫感のある災害現場でも的確に指示をする山下の演技は、大ヒットした医療ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)を彷彿とさせるようだ。アンケートでは、「役に入り込んでいる感が伝わるから」と、ハマり役だと称賛する声が多く寄せられた。

 

「コード・ブルーの時代から医療に関する演技が、素晴らしいと思っていたからです」
「コードブルーからずっと見てますが目が印象的で引き込まれます。目も演技してるように感じます」
「山下さんの作品は、キャラクターの異なるものが多いが、いつも違和感なく見れているため」
「ドラマをみていて引き込まれる感じがあるから」
「今までの作品も色々見てきたがいろんな役をこなしているから」

 

4月に行われた制作発表で「今回のドラマもしっかり見てくださる方に災害に対する知識や希望を届けられる作品になると思います。現場でキャスト、スタッフ、魂込めて戦っています」と語った山下。『コード・ブルー』で得た知見が、本作にも表れているのだろう。

 

そして、1位に選ばれたのは『アンチヒーロー』(TBS系)で主演を務める長谷川博己(47)。

 

本作はTBS『日曜劇場』枠で放送されており、長谷川はどんな証拠があっても被疑者の無罪を勝ち取るために奮闘する弁護士・明墨正樹を熱演。殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチヒーロー”の姿を通して、本当の「正義」や「悪」について考えさせられるようなストーリーだ。

 

放送前、長谷川が「正直、ドラマでここまでのことを描いてよいのか心配になる」とコメントを寄せるほど“ギリギリ”の場面を描いている本作。裁判のシーンでは専門用語が数多く飛び出すうえ、ヒーローとは言い難い弁護士という難しい役どころだが、長谷川の演技力を称賛する声は多い。

 

「長台詞が多いドラマで役柄がとても個性があって難しいと思うのにこなしている」
「難しい台詞もすらすら読んでいて、不自然さがない。落ち着いた演技で安心して見ていられる」
「役柄に合った容姿で演技もメリハリがあってよい」
「演じている人間性を把握しながら、 表現豊かに演じていると思います」
「ニヒルな弁護士表情が最高」

 

長台詞について、同局のインタビューで「大変名誉なことなのですが、僕はなぜか長ゼリフが多い役を演じることが多いんですよね」と自ら振り返っていた長谷川。長台詞のコツについて「言っていることが難しくても、感情の流れを見たら主張したいことがわかるように心がけています」と明かしていた。作品の面白さもあいまって、長谷川の演技は高い評価を得ているようだ。

 

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出典元:

WEB女性自身

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