Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)の新曲『コロンブス』のMVが公開停止となった問題。メンバーがコロンブスなど歴史上の人物に扮し、小島で暮らすサルたちに“文明”を教えるなどの描写が「差別的」だと批判が相次いだ。
所属事務所とレコード会社は6月13日、《歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた》と声明を発表し、動画は公開停止に。Vo/Gtの大森元貴(27)も作品の意図や制作過程を説明し、《ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております》と謝罪していた。
だがその後も、騒動の余波は広がった。
「ミセスとコラボしていたコカ・コーラ社は、同曲を起用したすべての広告素材の放映を停止させました。また、ミセスはMVが公開停止された翌14日に、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)へ生出演。当初は『コロンブス』を披露する予定でしたが、急遽ラインナップが変更されたのです。さらに17日の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)は、出演が取り止めとなりました」(音楽関係者)
大きな批判を受けた直後に、『ミュージックステーション』のステージに立ったミセス。ファンの間では、特に大森のコンディションを心配する声が広がっていた。
「ボーカルを務める大森さんは歌唱後、深々と一礼。また感想を求められると、『歌を歌える環境に感謝です。本当にありがとうございました』と述べていました。音楽の才能をマルチに発揮していますが、今年1月に突発性難聴と診断されたことを発表しています。
翌2月にはXで、《かなり気持ちが不安定で、落ちているんだが、これもどうやらステロイドの副作用らしい》と漏らしたことも。現在も症状と向き合いながら、音楽活動を続けている状況だといいます。
新曲のMVが炎上してしまったことに、大森さんは大きな責任を感じていると聞いています。いっぽう症状を発表してから、まだ4カ月です。それゆえ、矢面に立ち続ける彼の体調やメンタルは、ファンの関心事になっているようです」(前出・音楽関係者)
そうしたなか、大森に“ある変化”が――。
今年4月にリリースされた楽曲「ライラック」が、19日発表の「オリコン週間ストリーミングランキング」10週目で累計1億再生回数を突破。すると大森は同日午後に、オリコンニュースのX公式アカウントの投稿をリポスト。そして絵文字を添えて、こう歓喜したのだった。
《わーい!ありがとうございます!》
MVが炎上して以降、大森がXに投稿したのは実に6日ぶり。その間はMVに関する報告をはじめ、音楽番組の出演情報やPRをリポストするのみだった。本人による文字の投稿は“騒動後初”となり、すでに260万件以上のインプレッションと4万件以上の「いいね」が。ファンの間では、安堵する声が広がっている。
《やっとポストしてくれた 嬉しいよ》
《更新されて嬉しい 元気そうでよかった》
《久しぶりに投稿があって、なんかほんとに嬉しかった》
《ライラックも嬉しいんだけど大森さんが今ちょっとでも元気そうなのがいっちゃん嬉しいわ》