7月7日に行われた東京都知事選について、各メディアが報じるなか、NHKの“見出し”が物議を醸している。
NHKは7月8日、3回目の当選を果たした現職の小池百合子氏(71)がすべての開票所でトップになった一方で、石丸伸二氏(41)や蓮舫氏(56)の得票率は開票所によって結果が分かれたため、石丸氏と蓮舫氏の開票所別の得票率を比較する記事を「NHK NEWS WEB」のサイトに掲載した。
しかし、その際のタイトルが「2位はドコなんですか? 都知事選 石丸氏 蓮舫氏 開票所別では」。この、「2位はドコなんですか?」というのは、民主党政権時代の事業仕分けで蓮舫氏が、“次世代スーパーコンピューター事業”に対して「2位じゃダメなんですか?」と放った発言にかけたものだろう。
今回、小池氏との一騎打ちが有力視されながらも同氏がまさかの3位という結果に終わったことを受けてのものだが、これには“揶揄している”と批判が相次ぐことに。
これには立憲民主党の石垣のりこ参議院議員(49)も8日にXで《これも最低ですね。受信料を徴収して放送する公共放送がこれ。スクショした時点で、22万回表示されている。正気とは思えません。イジメが無くならないわけです。メディアがせっせと加担している》と苦言を呈した。
NHKはその後、記事のタイトルを「都知事選 2位は石丸氏53か所 蓮舫氏9か所 開票所別では」に修正。Xの投稿には《※当初の記事タイトルに情報を追加し修正いたしました》とタイトルを変更した”言い訳”がわざわざ添えられていたたが、これにも批判が集まることに。
Xでは、公共放送であるNHKが特定の候補を揶揄したともとれる投稿をしたことに、怒りを覚える人の声で溢れた。
《あれれ、なんで見出しを変えたんですか?》
《これをNHKまで見出しにすることにビックリ。こういうのが面白いんでしょ?と事実をねじ曲げたネットいじめに乗る浅はかさ》
《昨日の放送では小池氏の主張を検証もなく垂れ流し、今日は落選した候補を嘲笑するような見出し、確か公共放送でしたよね》
《「ツイ消しし、証拠隠滅しました」と真っ正直に書けば良いのに》
《「※当初の記事タイトルに情報を追加し修正いたしました」この断りの意味が分かる人いますか? 適当な日本語を使うなよ。ことを説明してきちんと謝罪を》
《消したら増えるってのわからんのかな? NHKが特定の候補者を皮肉るのは国営放送としてあるまじき対応です》