Xで“男性の体臭”について私見を述べ、炎上したフリーアナウンサー・川口ゆり(29)。8月11日にXで謝罪するも、同日中に所属していたアナウンス事務所「VOICE」から契約解除が発表されるなど余波が広がっていた。
「川口さんはXで“男性の体臭”に対する苦言や要望を綴っていましたが、性別を特定したことから“差別的だ”と批判の声が相次ぎました。さらに騒動によって所属事務所だけでなく、ハラスメント防止研修講師として業務提携していたプロダクションからも契約解除されてしまったのです。ただこうした処分に、Xやネットでは“厳しすぎる”との指摘も。また、あまりにも迅速に処分が下されたことから、“日頃の素行が悪かったのでは?”と憶測も広がっていました」(WEBメディア記者)
契約解除の処分をめぐって賛否が巻き起こるなか、アナウンス事務所「VOICE」は16日に公式サイトで再び声明を発表。同社に問い合わせが多数寄せられたことから、改めて川口アナを契約解除とした理由や経緯など6項目に分けて説明した。
1つ目の「契約解除の理由と経緯について」と題する項目では、《当社の判断につきましては公表の通り、言葉を扱う仕事である以上、言葉によって多くの方を不快にさせ、傷つけてしまったという事実を重く受け止め、契約違反と判断いたしました》と説明。
その上で《当社としても苦渋の判断となりました背景には、当社宛に川口氏の発言で深く傷ついたという内容のメールや問合せが多数届いたことにあります》と苦情が寄せられたことを明かし、同社の考えをこう記していた。
《アナウンサーは言葉を扱うプロで、お客様から『安心して任せられる人、安心して聞いていられる人』という信頼関係でなりたっていると考えております。当社では、言葉で誰かを傷つけることがないように。ということを大切にしているため、業務委託契約を続けることは困難という苦渋の決断に至りました》
また2つ目の項目「川口氏との関係性について」では、一部で憶測が広がっていた川口アナの素行についても言及。
《川口氏と当社との関係性ですが、本件以外に於いて関係性は良好でありましたことを申し添えます》と前置きし、《一部ネット上で、彼女の普段の素行の悪さから契約解除になったという憶測が出ておりますが、そのようなことはありません》と真っ向から否定している。
この他にも所属タレントのSNS運用のチェックに関する事項や、当初発表した声明にあった「名誉を毀損する」の表現を修正したことなどを伝えた同社。また、最後の項目では今後の対応として、SNS投稿のルール設定と講習会等を実施する方針も記していた。
経緯を詳細に明かした事務所に、Xやネットでは《この社是なら仕方ない》《それでも一発アウトは厳しい》など反応も様々。いっぽう川口アナは11日にXで、謝罪の気持ちをこう綴っていた。
《この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした》
それ以降ポストの更新は止まっているが、13日には川口アナのパートナーを名乗る男性がXで《本人は気が滅入っている》と状況を明かしていた。
物議を醸した投稿を削除し、謝罪した川口アナ。彼女を契約解除した所属事務所も理由や経緯を説明したが、Xではなおも川口アナに《人として最低な人ですね》《契約解除いい気味》《もう精進しなくていいよ》などの心ない声が寄せられている。
だがいっぽうで、すでに社会的制裁を受けた川口アナを励ます声も寄せられている。
《どうか自分を追い込まないで下さいね》
《間違いを次に活かせばいいと思う!!応援するよ》
《反省されているなら、これ以上言う必要なし!!! 間違いは誰にでもある。誰にでもあるからこそ、寛容さ・受容性も重要だと感じます》