23年ぶりに、お二人きりで那須御用邸で静養された両陛下 /(C)JMPA 画像を見る

23年ぶりにお二人きりで静養された那須御用邸から、天皇陛下雅子さまは8月30日に御所へ帰られた。

 

今回のご静養では、皇居から那須御用邸のある栃木県までお車で移動された両陛下。東京へお戻りになる道すがら、雅子さまはお車の窓を開けて沿道の人々にほほ笑まれていたが、ご滞在中はご体調に関する報道も相次いだ。8月29日発売の『週刊新潮』『女性セブン』が、同じタイミングで“雅子さまのご体調に異変がある”などと報じているのだ。

 

皇室担当記者は、

 

「例年、那須へのご移動は特別編成の新幹線を『お召列車』として那須塩原駅に向かわれることが多いのですが、“今年は皇后さまのご体調のためにご静養日程がギリギリに決まり、列車が編成できなかった”“ご体調に異変があり、地元の人との交流を避けられた”といった内容だったのです。

 

しかし、7月末の東北の豪雨では広い地域で浸水被害が生じています。さらに、両陛下がご静養の日程を最終的に決められたという8月15日まで、南海トラフ地震への注意が呼びかけられていました。両陛下は、国民の生活や感情にお心を寄せられ、ご静養日程を決められることをギリギリまで延ばされていたようです。

 

那須に到着されてからも、栃木県知事の挨拶や那須町の代表者らの記帳を設定されなかったところにも、そうしたお気持ちが表れていると感じました」

 

愛子さまは、今回のご静養に同行されなかった。8月はご勤務先の日本赤十字社の青少年・ボランティア課の業務が忙しく、まとまった長い休みが取りにくい時期のため、東京で連日お仕事に打ち込まれていたのだ。

 

だが実は、9月に愛子さまもご一緒に再訪される計画が進んでいると那須町の住民の一人は明かす。

 

「両陛下と愛子さまは、9月12日以降に那須御用邸にお越しになるそうです。県知事らの挨拶や地元住民による記帳も、このときに行われると聞いています。

 

台風10号の被害が拡大すれば台風や記録的な豪雨などといった自然災害があれば、ご静養を中止される可能性はあるでしょう。しかしぜひとも、ご一家おそろいで那須へいらっしゃって、ごゆっくりとお休みになっていただきたいものです」

 

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