(写真:時事通信) 画像を見る

投開票まであと1日となった自民党総裁選。史上最多となった9人の候補は最後の最後までアピールするべく、連日メディアやSNS上で熱弁を振るっている。

 

ここ数年、裏金問題や法律違反で起訴される議員の続出などによって、国民からの支持を大きく失った自民党。与党ではあるものの、“新トップ”の舵取りによっては、再びの下野も十分ありうる状況だ。

 

党首を選ぶ選挙だが、内閣総理大臣を選ぶことになり、国の向かう先や国民の生活を直接左右する重要な自民党総裁選。投票権のない自民党員以外の人々も関心を寄せているが、果たして世論が「総裁になってほしくない」と感じている人物は誰か。そこで今回は、世代別にそれぞれ男女500人を対象としたアンケート調査を実施。なお、30代〜40代と50代〜60代の調査では「総裁になってほしい」と選ばれた上位3名が同一人物だったため、本稿では両世代の結果をまとめて紹介する。

 

第3位に選ばれたのは、高市早苗経済安全保障担当相(63)。総裁選は21年以来2度目となる。

 

93年に初当選を果たし、03年の衆院選では一度落選したものの05年以来は当選し続けており、30年近いキャリアを持つ。高市氏といえば、キャスター時代に培ったトークスキルや閣僚経験もさることながら、安倍晋三元首相(享年67)の寵愛を受けた党内きっての“タカ派”として名高い。

 

安倍元首相の“後継者”と呼ぶ声も多く、今回のアンケートでも保守層からの支持をきっちりと獲得していた。

 

「安倍元首相の路線を引き継いで、日本らしさを取り戻し、日本国民を第一にやってくれそう」(56歳・男性)
「一番日本のことを考えてくれいるから 外国に対しても厳しい態度をとれそうだから」(45歳・女性
「日本を護るという信念を持った政治家だから」(44歳・男性)

 

また、憲政史上初となる女性総理に期待を寄せる「初の女性首相に期待したい」(64歳・女性)といった声もあった。

 

続いて、2位に選ばれたのは小泉進次郎元環境相(43)。総裁選は初だが、今回の候補者のなかではもっとも若く、当選すれば史上最年少の総理となる。

 

“小泉純一郎元首相の次男”という圧倒的なネームバリューを後ろ盾に28歳の若さで初当選を果たし、その後も要職を経験し、19年には環境相として戦後最年少入閣。

 

“若さ”という強みを活かし続けてきた進次郎氏だが、80歳超えの大物政治家たちが未だに権力を握っている現状に不満を抱いている国民も多いようで、新世代による刷新を求める声が相次いだ。

 

「政治家の若返りです。政治家にも定年制度を採り入れるべきです」(63歳・男性)
「若いし、実力や経験不足とは重々承知ですが、父親の基盤を最大限に利用して、トップに立って欲しいです。他の候補者は、あまり安心して任せられるという人がいません」(50歳・女性)
「選択的夫婦別姓を確実に推進してくれるから」(51歳・男性)
「若くて勢いがありそうなのでチャレンジして欲しい」(43歳・男性)
「政治力としてはまだまだ若いので未熟かもしれませんが、これからの未来を考えると伸び代がまだまだあると感じたからです」(39歳・男性)

 

そんな2人を破って1位に選ばれたのは、石破茂元幹事長(67)。

 

86年に初当選し、38年間一度も落選することなく長いキャリアを持ち、小泉内閣で防衛庁長官、麻生内閣で農林水産大臣、第2〜3次安倍内閣で内閣府特命担当大臣を務めるなど、閣僚経験も非常に豊富。党でも政調会長と幹事長を務めている。

 

さらに、12年の総裁選では安倍元首相に惜しくも敗れるなど、これまで何度もあと一歩のところまで総理の座に迫ってきた。そうした圧倒的な経験を理由に推す声が相次いだ。

 

「あれだけ総裁選に出馬しているのだから、政策はかなり練られているだろうと思うから」(52歳・男性)
「自民党一筋で、幹事長経験もあり、政策全般にも精通しているし、党員等にも人気があるし、一度は総理として陣頭指揮を執ってみてほしい」(68歳・男性)
「むかしからやりたいとずっと言っていて立候補するなど具体的に行動し続けていたから、意欲が一番高いと感じるのでやらしてあげたい」(47歳・男性)
「小泉さんと迷いましたが、小泉さんは若すぎて他国から舐められそうだから、石破さん」(50歳・男性)

 

また、総裁選では毎度、議員人気のなさを指摘されているが、今回の総裁選でも“脱派閥”を訴えていることから、逆に“しがらみ”のなさに期待を寄せる声も。

 

「党内の国会議員に人気がないということは、これまでの自民党政治とは一線を画すと思うから」(48歳・女性)
「大臣経験も豊富で実績もあり、しがらみのない本当の改革を行なってくれそうなので」(54歳・女性)

 

今回の総裁選を“最後の戦い”と宣言している石破氏。5度目の正直となるのかーー。

 

次ページ >【全順位あり】次の自民党総裁になってほしい議員ランキング

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: