「ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースで世界一を決める今回のワールドシリーズ(以下WS)は、地上波ではフジテレビが独占放送。朝の生中継だけでなく、夜7時からは“ダイジェスト”と題して同じ試合を編集して放送しています。
ドジャース・大谷翔平選手(30)の躍動的なプレーを楽しみにしている視聴者が多い反面、一部のSNSでは、楽しみにしていた通常のゴールデン番組が見られないため《他の番組潰してまでやる価値ある?》《みんなが大谷のこと好きだと思うなよ 》など、“大谷ハラスメント”と称するフレーズで否定的にとらえている人もいるようです」(スポーツ紙記者)
第4戦はヤンキースが勝利したが、賛否の声が聞こえるフジテレビの長時間にわたる野球中継。局内は、どう受け止めているのか。フジテレビ関係者は言う。
「ここ数年ない“追い風”に社内は浮わついていますよ(笑)。衆議院議員選挙のあった27日は、ゴールデンタイムにWSの再放送→選挙特番までの繋がりで、さらに視聴率が上がりました。
今回のWS放送で局内では早くも“金一封が出るかも”とお祭り騒ぎです。あえて否定的な意見を探すとしたら、“(大谷選手の新居報道で騒ぎになった)『イット!』がまたやらかさないか”と心配する声があるくらいですかね(苦笑)」
で
局内では笑いが止まらないようだ。実際、視聴率は通常番組より軒並みアップしていた。
「26日(日本時間)に放送された朝8時半からの第1戦の世帯視聴率は12.7%。夜7時からの再放送も8.1%。ちなみに前週のフジでゴールデンに放送された『新しいカギSP』は4.2%でしたから約2倍です。第2戦も朝13.9%の高視聴率でした。
今回、1試合あたりの放映権料は3億円前後と言われています。フジが放映権を獲得できたのは、新居報道は関係なく、民放の持ち回りで“たまたま今年はフジ”だったからだそうです」(前出・スポーツ紙記者)
前出のフジテレビ局関係者は続ける。
「大谷選手が第2戦で亜脱臼したときは、局内で悲鳴が上がりました。大谷選手のケガの心配に加え、一部には『怪我で試合に出られなくなったら視聴率が下がってしまう!』との声も。局内はこのままトラブルなく、最後まで放送できることを祈っています。願わくは第7戦までもつれて、ドジャースが世界一になってくれることが理想です(笑)」