11月14日放送の『家呑み華大』(BS朝日)で、お笑いコンビの博多華丸・大吉が飲み会での後輩の所作に苦言を呈する一幕があった。しかし視聴者からは、“時代錯誤”と不評を買っているようだ。
コンビでおそろいの部屋着に着替え、自由気ままに“家呑み”を楽しむ本番組。この日は生ビールで乾杯をし、2杯目は鳥取の地ビールをチョイス。博多大吉(53)が開栓し、1人1本ずつ瓶のまま飲むことに。
地ビールならではの個性的な風味だったのか、「うわ〜!」と声を上げた大吉。博多華丸(54)が「まぁまぁ、地ビールちゃあ、こういうもんだ。のどごしとかじゃないのよ」と言うと、「そう、我々はやっぱね、コマーシャルとかに踊らされとんのよ。やっぱビールって」と頷いていた。
大吉はビールに対して「グビグビ飲んでなんぼ」といったイメージを持っていたようだが、「でも本当はワインっていうか」ともコメント。華丸も「そう! 冷やさんでいいぐらいなのよ」と相槌を打ち、“常温で楽しめる”と共感し合っていた。
この流れから、日本と海外のビールをこう比較した華丸。
「日本のビールってちょっと、冷えてる間に飲み干さなきゃいけない。たぶんそういう作りにはなってると思うね。でも外国のビールって意外と、ずっと同じのを持ったままサッカー終わったりするやん、観客が。平気なのよ、ぬるくても。それは本人がぬるくて平気じゃなくて、ぬるくて平気なビールに作られている」
続けて「日本のはでも、やっぱ一気に飲んでほしいっていう。だからこの辺になると、気持ち悪くなったりする」と言い、瓶の底から2〜3センチあたりを指で示していた。
続けて華丸は、飲み会での後輩の愚痴もポロリ。後輩が残り僅かになった瓶ビールを自分のグラスに注ごうとしたエピソードを持ち出し、冗談めかしながらこう捲し立てていた。
「お前、どこばつぎようと? お前が処分せぇ、それは。新(しん)のやつ持って来い! 俺は先輩ばい! 金払っとるばい! なんでお前、ここを俺に渡そうとするとや!」
瓶の底に残ったビールはぬるくなっているため、先輩のグラスに注ぐことは “礼儀知らず”と感じるようだ。大吉も同意しながら「あえてスナックのママさんは、『この辺(底)が美味しいとこ』とかって(言う)」と返すと、華丸は「嘘ばっかり。絶対美味しくない」「ここを注ごうとする後輩、わかってない」とぼやいていた。
大吉もつられて、「もっと言うと、生ビールがきて、最初に先輩の前に置くやつ。悪いけど『この子は出世しないな』と私は思う」と主張。最初に運ばれてきた生ビールは泡が沈んでいくため、先輩には最後に届いた生ビールを渡すべきだという。
華丸は「これはもう、ホント伝えていかないかん。いつか『あさイチ』で2時間やってほしい、それは」とジョークを飛ばし、「誰もわかってない」と不満そうな表情を浮かべていた。
地元・福岡で15年の下積み時代を経て、30代半ばで上京したコンビとあって苦労も多かったことだろう。だが今ではレギュラー番組も増え、『あさイチ』(NHK)のキャスターを務めていることから “朝の顔”としても定着。
コンビ仲も良く好感度が高いだけに、『家呑み華大』で明かした“意外な価値観”に驚いた人もいたようだ。コンビの会話を取り上げたニュースのコメント欄では、《こんな飲食マナーがあるなんて、想像出来ない着眼点でした》といった反応が。だがそのいっぽうで、冷ややかな声も上がっている。
《これが若者が飲み会を嫌う理由》
《華丸大吉は好きだけど、この話など聞くとお酒の席でだとめんどくさそう》
《こうした細かいお作法を年配の地位のある方々が発信するから、飲み会に行きたがら無い若者が増えるのだと思う》
《時代錯誤なこと言ってると思いました。ビールのルールもそこまでこだわってるのは聞いたことないです》
《偉そうに、、何様だよ普通ビールは先輩から置くでしょうが》
《ただの酒呑み老害…》