12月3日、メディアの調査・分析を行うニホンモニターが2024年の「タレントCM起用社数ランキング」を発表。女優の川口春奈(29)が昨年に続いて1位に輝き、2連覇を達成した。そのいっぽうで、3年前の「CM女王」の名前は上位に見当たらない――。
同社が1990年から毎年発表しているこのランキングは、1月~11月のCM出稿状況を基に、出演しているテレビCMの企業数でタレントを順位付けたものだ。グループ企業内で複数企業での起用があった場合は、それぞれを1社としてカウントしているという。
1位の川口は昨年の21社から24社へとさらに数を伸ばし、味の素、ENEOS、カルビー、サントリー、ソフトバンク、日本製鉄、森永乳業など数々の有名企業の顔となった。2位の賀来賢人(35)は18社で、昨年に続き男性部門でトップに。3位には16社の芦田愛菜(20)が続いた。芦田は22年に1位、昨年は2位と、ここ数年は常に川口とトップを争っている。
しかし、21年はそんな二人を抑えてCM女王の座に輝いた女優がいた。その人気女優とは本田翼(32)だ。本田は21年に16社で初めて1位に輝くと、続く翌22年も1位・芦田の17社に次ぐ16社で川口と並んで2位となっている。
ただ、昨年は8社と半減。今年も上半期は3社しかなく、なんとランキング圏外に。一年を通じて昨年と同じ8社まで増えたものの、1位の川口にはトリプルスコアをつけられ、大きく水をあけられた形となった。
ほんの2年前まで川口、芦田と互角で競っていた本田のCM数がなぜここまで減ったのか、芸能関係者はこう分析する。
「21年に熱愛報道こそあったものの、その翌年もCMの数は減っていません。それ以降に何かイメージを落とすスキャンダルがあったわけでもないですし、依然として男女問わずファンは多く、好感度が高いことは間違いないですね。
考えられるとすれば、本田さん自身の“方針転換”でしょう。彼女は今年の春に自身がプロデュースするコスメブランドを立ち上げました。元々“美容オタク”として有名なので、今はそれに注力するため、あえて他の仕事をセーブしているのかもしれません」
CM起用社数が大きく減ったとはいえ、8社というのは有村架純(31)や伊藤沙莉(30)、田中みな実(38)らと並ぶ数字。クリーンなイメージは健在なだけに、今後本田が望めばCM女王の座に返り咲く可能性は十分にあるだろう。