12月7日、人気音楽ユニット・DREAMS COME TRUEの中村正人(66)がXを更新。その投稿内容が大きな波紋を呼んでいる。
現在、デビュー35周年を記念したツアー「DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025」を行っているドリカム。7日にはAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)ホールAでライブを行い、中村は公演後、Xに《愛知DAY1ベイビーズ エンジョイしましまさと? 俺はいろんんな気持ちで大切な日になりました 気をつけて帰ってね 留守番ベイビーズもありがちょう》(原文ママ)と投稿した。しかし数分後、中村は再びXを更新すると、こう綴った。
《色々ご都合おありなのはお察ししますが最後のご挨拶の途中でどんどんお帰りになる多くの皆様のお姿を拝見すると「ああ、そんなにライブがお気に召されなかったのか」と深く反省する次第です》
だが、X上では、事情があって途中退席をしたことを“お気に召されなかった”と解釈されたことにショックを受けるファンが続出した。
《マサさん、ベイビーズはみんな最後まで観たいんですよ 途中で帰るのがどれだけ辛いことか…会場次第では帰りの電車の時間の都合もあるんですよ…》
《ドリカムの中村さんの件、いろんなライブで遠征して終電で泣く泣く途中で帰ったことあるから悲しいな》
《途中退席なんてしたくてしてる訳ないやん! 電車や飛行機の時間が!あるの!》
《地方民はよくわかる。泊まる金もないのかみたいな意見もあるけど、お金の問題じゃなくてどうしても1日しか予定が開けられない事情の人だってたくさんいるよね。いろんな事情の人がいる想像力を持ってほしいし、途中退席気になるなら公演スタート時間早めたらいいのにね》
一方で、途中退席をしないと間に合わない交通状況なら宿泊をすべきではないかといった指摘や、途中退席する姿を見る演者側に失礼だと、中村の気持ちに同情する声も上がり、X上では途中退席の是非について論争状態に。「ドリカム」「途中退席」がトレンド入りし、騒動が大きくなるなか中村は上記のポストを削除した。
中村がこのような内容を投稿したのは、7日の途中退席が目立ったからゆえだろう。だが、この日の途中退席については”仕方ないのでは”という声も相次いでいる。
「今回のライブは17時開演で、2時間半ほどの公演内容だったようです。19時半に終わるのであれば、途中退席する必要は一見なさそうですが、7日のライブ会場だったAichi Sky Expoは愛知県常滑市に位置し、路線アプリでは名古屋駅まで50分弱かかると表示されます。特に愛知での公演の場合、岐阜や三重の人たちも遠征にくるでしょう。その場合、最終バスの時間がそもそも早かったり、地元に帰ってからの乗り継ぎに間に合わせるためには途中退席が必要になってしまうのも理解できます。
また、家庭や仕事の事情などがあり一瞬だけ時間を作ってライブを見に行くというファンもいます。“お気に召さなかった”から途中退席をしたわけではなく、さまざまな事情で泣く泣く離席するなか、中村さんが苦言を呈したことで、辛く感じてしまったファンが多いようです」(音楽関係者)
今回の騒動を受けて、アクセスの悪い会場では開演時間を早めるといった対応をとってほしいといった声や、終演時間の明示を求める人も。現在は削除されているが、波紋を広げた投稿の後、中村は《なるほど 初めての会場なので事情がわかりました ご足労誠にありがとうございました 明日もベスト以上を尽くします》とも投稿していた。論争を経て、演者にとってもファンにとってもより良い公演につながることを願うばかりだ。