(画像はNHK紅白歌合戦の公式Xアカウントより) 画像を見る

大晦日に見せたパフォーマンスが、放送から1週間経った今も話題を呼んでいるB’z

 

昨年の『第75回NHK紅白歌合戦』で朝ドラ『おむすび』の主題歌「イルミネーション」をスタジオで披露したあと、なんとNHKホールのメインステージに登場。そのまま大ヒット曲「LOVE PHANTOM」「ultra soul」をメドレーで熱唱するという“大サプライズ”を見せたのだ。

 

「この“B’z登場”のインパクトもあってか、今年の紅白の瞬間最高視聴率は35.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。『スポーツニッポン』によるとB’z効果でで約3%の視聴率の押し上げがあったそうで、NHKの目論見は当たったと言えるでしょう」(芸能プロ関係者)

 

’88年にヴォーカルの稲葉浩志(60)とギターの松本孝弘(63)の2人で結成して以来、順調に人気バンドとして登り詰めてきたB’z。実は、ここに至るまでに“昭和のカリスマ”俳優との交流は意外に知られていない。

 

「昔、勝叔父ちゃんから『おいお前、B’zって知ってるか?』って、突然聞かれたことがあったんですよ。僕が『ああ知ってますよ。ロックのスーパースターですよ』って答えたら、『そうか』って笑顔だったのを覚えています」

 

こう話すのは、昭和の名優だった故・勝新太郎さん(享年65)を叔父に持つ俳優の若山騎一郎(60)。’94年頃に稲葉と松本は六本木の飲食店で勝さんと知り合って以来、交友を温めていたという。

 

「六本木にあった居酒屋『田賀(たか)』という居酒屋を勝は贔屓にしていたんですが、そこによく来ていたのが稲葉さんと松本さんだったんです。また偶然にもお二人は勝の大ファンだったそうです。

 

あるとき店主の取り計らいで勝とお二人がお会いしたそうで、さすがに勝はB’zのことを知らなかったそうですが、すぐに意気投合。特に稲葉さんに勝は『おまえ、いい顔してるな』と褒めちぎっていたといいます」(若山)

 

その場で生まれたやり取りが発端で、居酒屋の名物メニューが誕生したこともあったという。

 

「そのときのB’zさんのツアータイトルが『BUZZ(バズ)』だったそうで、居酒屋で勝が好きだったハラス茶漬けを“バズ茶漬け”と即興で命名。一時は同店の名物メニューになったほどで、それだけ2人をかわいがっていました」

 

若山によると、その後もB’zと勝の交流は続き、コンサートにも勝が招待されたという。

 

「勝叔父さんは息子を連れて、B’zのコンサートに行ったそうです。さすがに音楽性は分からなかったそうですが(笑)が『あいつらはいい!』といって満足そうでした。その後も両者は交流がありましたが、残念ながら勝が’97年6月に亡くなってしまいました。でも勝のことだから生きていたら、『稲葉君を主役に映画を!』なんて言っていたかもしれませんね(笑)」(前出・若山)

 

紅白で圧倒的なカリスマを感じさせたステージの裏には、こうした大物との物語があったのだ。

 

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出典元:

WEB女性自身

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