1月12日、重い腰がようやく上がった――。
元SMAPの中居正広(52)の女性トラブル問題にほとんど触れてこなかった民放各局が中居側への聞き取り調査を始めるという。
「中居さんは’24年末から年始にかけて複数の週刊誌で女性トラブルが報じられました。’23年に開かれた会食の席で中居さんと女性の間でトラブルが発生。その会食はもともと中居さんと女性の2人だけではなく、もう1人男性が出席する予定でしたが、急きょその男性は出席しないこととなり、中居さんと女性の“密室での1対1”となったとされています」(スポーツ紙記者、以下同)
この女性トラブルの解決金として女性に約9000万円を支払ったとされる。その後、中居は1月9日に自身の公式サイトを更新し、同トラブルについてコメントを発表。女性との間にトラブルがあったことを認めつつ、《解決していることも事実》《今後の芸能活動についても支障なく続けられる》と強調した。
このコメント発表を機に民放各局がやっと中居問題をニュース番組で取り上げ始めたのだが、さらっと触れる程度で深掘りする局は皆無だった。それが冒頭にあるように“ようやく”本腰を入れるというのだ。
「フランスのニュース専門テレビ局『BFM TV』や大手新聞『Le Figaro』などがこの件を取り上げたことが背景にあるのではないかとSmart Flashは報じています。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題のときも、イギリスのBBCが報じるまで日本のメディアは完全スルーでしたので、海外メディアの動きに準じたとも考えられます」
だが、業界関係者からは“本気でやるのかどうか……”と懐疑的な声もあがっている。
「というのも、発端となった会食にフジテレビの幹部社員が関与していたという疑惑が週刊文春に報じられているんです。フジは公式サイトで関与を否定し、中居さんもコメントの中で“当事者以外の関与はなかった”としていまが、今後も新たな疑惑が報じられる可能性もなくはない。そんな中で、フジが本気で中居問題と向き合えるのかは微妙ですよね」(芸能記者、以下同)
フジ以外の民放各局もそれは同じだとも。
「今回、疑惑をかけられたのはフジの幹部社員でしたが、“似たような問題が絶対にない”と言い切れるテレビ局がどれだけあるのか。ある関係者は“局が組織的にやっているとは考えられないが、一部の社員がやっていたらわからない”とも。
報道番組でテレビ局の闇を大きく取り上げて、のちに自社の社員も同様の案件が発覚したら……。特大ブーメランになる可能性を考えると、慎重にならざるを得ないと思います」
テレビ局は中居問題にどこまで切り込めるのか――。