(撮影:加治屋誠) 画像を見る

「今日は和を意識して、着物を着させていただきました。プロジェクターで映し出された浮世絵が着物にも映り込んで、とてもきれいな写真や映像を撮ることができるんです。ご来場いただく方にも、ぜひ和装で来ていただきたいですね」

 

そう語るのは、現在開催中の展覧会「動き出す浮世絵展 TOKYO」のアンバサダーを務める野村康太(21)。184cmの長身の持ち主は、淡い色合いの着物と羽織姿がよく似合う。コンセプトが異なる9つの映像空間のなかでも、筋トレ好きの野村は、「豪」エリアの武者絵に刺激を受けたという。

 

「武者たちの体がムキムキなのを見て、もっと筋トレを頑張ってたくましい体になりたいと思いました。僕自身、いちばん自信があるのは肩で、日ごろから肩幅を広くしようと肩と背中を鍛えるように心がけています。肩幅の広い男性って素敵かなと思うので(笑)」

 

また、浮世絵で描かれる絵自体、ファッションにも活用できると感じた。

 

「モデルの仕事もしていますが、日本の文化についていろいろ知ることができたら、もう一つ視野が広がるんじゃないかなって。モデルの仕事は、着る服によっていろんな自分が見せられて、新しい自分を発見できる場だと思っています」

 

ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)に出演するなど、俳優としても注目が集まる野村。「昨年は学ぶことが多く、人間としても成長できた」と振り返るが、’25年はどんな年に?

 

「ありがたいことにいろいろチャンスをいただく機会が増えているので、今年は、チャンスはしっかりつかんで、しっかり結果を出す。そして、自分の力で新しい道を切り開いていく一年にしたいです。誰からも愛される俳優になるためには、自分の気持ちに嘘をつかないで、ありのままの自然体でいることが大事なのかなと思っています。そして当たり前ではありますが、常に周りの方への感謝の気持ちを持つことを心がけていきたいです」

 

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