2023年6月に行われた会食後に参加女性との間でトラブルを起こし、多額の解決金を支払っていたことが昨年12月に報じられた中居正広氏(52)。トラブルをめぐってはフジテレビ社員の関与疑惑も浮上し、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会が約2カ月間にわたって調査を続けていた。
第三者委員会が3月31日に公表した調査報告書では、これまで伏せられていた女性の職業を同局の元アナウンサーだと明かしたうえで、中居氏と女性のトラブルを《本事案は、CXの「業務の延長線上」における性暴力であったと認められる》(※原文ママ、以下同)と認定。同局の対応についても、《被害者ケア・救済の観点からも不十分な対応であった》と断じている。
394ページにも及ぶ報告書では、被害発生当日までの流れや、中居氏と同局社員B氏および中居氏と女性のやりとりなどが克明に記されていた。とりわけ世間を震撼させたのは、中居氏の“姑息なやり口”だった。
報告書によれば、中居氏が女性を食事に誘ったのは2023年6月2日のこと。中居氏は女性にショートメールで《今晩、ご飯どうですか?》と誘い、《メンバーの声かけてます。また、連絡します》《隠れ家的な、お店。自信はありませんが、探してみますね》と伝えたという。
しかし報告書には、《当委員会のヒアリングにおいて、中居氏は、大雨で難しそうだったので実際には誰にも声をかけなかったと述べている》《当委員会のヒアリングにおいて、中居氏は実際にはお店に電話をかけるなどしなかったと述べている》と記載されており、中居氏が女性に嘘をついていたことが判明。
中居氏は《●●(地名)で飲みますか!この間の。なら、安心かもです。どうでしょ》と女性にメッセージを送り、女性は《中居氏所有のマンションでの食事を提案された》という。
女性はヒアリングに対して当時の心境を、《ここで断ったりしたら仕事に影響が出るのではないか、断ったらそのことがBさんに伝わって番組によばれなくなるのではないか、そんな思いがあって、行きたくはないけど行った、という気持ち》と明かしている。
中居氏との会食後に体調を崩した女性は、入院治療を続けていたものの2024年8月31日に同局を退社。中居氏とB氏は当時、次のようにショートメールでやり取りをしていたという。
《2024年9月9日、B氏から中居氏に対してショートメールで、8月31日に女性Aが退社した旨を伝えたところ、中居氏から「了解、ありがとう。ひと段落ついた感じかな。色々たすかったよ。」との返信があった。B氏は「例の問題に関しては、ひと段落かなと思います。引き続き、何かお役に立てることがあれば、動きます!」と返信した》(報告書より)
