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《この歯ブラシで新年を迎えてみてはいかがでしょうか?》

 

こんなコピーで販売されている歯ブラシが、現在SNSで話題を呼んでいる。値段は歯ブラシでは破格の6600円(税込み)。そして、何より驚きなのが、この商品が高市早苗首相(64)の事務所公認のグッズだということだ。

 

この歯ブラシを販売しているのは、高市氏のグッズ関連のオンラインストア「高市早苗 Veanas号公式グッズストア」。Veanas号とは高市氏が今年9〜10月に全国を巡回した際に使用したワゴンの名称で、このストアは、高市氏が支部長を務める「自民党奈良県第二選挙区支部事務所」(奈良県大和郡山市)と同じ場所に本店を構える「Veanas合同会社」が企画、運営を行っている。

 

そのVeanas合同会社の受託を受けて、商品の販売を担うのが「PoliLab合同会社」(大阪市)だ。

 

「会社の主な業務は、SNSコンサルや動画編集、HP作成。代表を務める男性は’23年、大阪かの豊中市議選に自民党公認で立候補するも落選。自民党大阪青年局のHPには、現在も男性のプロフィールが掲載されています。また、高市氏が代表を務める資金管理団体『新時代政策研究会』は令和6年9月、宣伝広告費の名目で同社に対して3330万円を支出しており、高市陣営と同社のかかわりは深いようです」(政治部記者)

 

ストアの商品ページによると、話題の歯ブラシは2本セット、2個のスタンド付きで限定200本で販売中。高市氏も愛用しているものだといい、2本にはそれぞれ「日本列島を、強く豊かに」「Fight On!! Sanae For Japan」とのキャッチコピーが刻印されている。なお、製造元は奈良県の老舗メーカーで、通常は500~1500円程度の数種類の歯ブラシ、1個500円のスタンドを販売している。

 

また、ストアで販売されているのは、歯ブラシだけではない。「Japan is back」のキャッチコピーや、高市氏の写真がプリントされたアパレル商品が並んでいた。

 

「Japan is back トレーナー」(1万3200円)
「Japan is back ハット」(1万4300円)
「Japan is back キャップ」(1万3200円)

 

ストアの説明によると、これらの売り上げはVeanas号の運用資金に充てられるという。全てのグッズが売れれば十分な“ガソリン代”にはなりそうだが……。Xでは、グッズの“強気”な価格設定にこんな声が上がっている。

 

《ホントに、アイドルじゃあるまいし正気の沙汰じゃぁないですね》
《高市早苗事務所公認の「チームサナエ」が、歯ブラシを6600円で売っているという情報を見かけて、「いくらなんでも…」と思って確認したら、本当に6600円で売ってたと》

 

「公式グッズを販売している政党はいくつかあります。例えば、参政党のストアでは、“参政党応援ジャンパー5枚セット”が1万円、Tシャツ5000円、ニット帽とマフラー、3枚のブランケットが入った“冬物セット”が1万円で販売されています。また、国民民主党はジャンパーやTシャツ、ポロシャツが5000円前後で販売。れいわ新選組もTシャツを販売していますが、1000~3000円と高市氏と比較すると控えめな価格設定です。高市氏のグッズは、事務所の公認を受けているとはいえ、あくまでもVeanas号を運営する有志が企画しているものですから、単純比較はできませんが、先に挙げた政党公式グッズと比べれば価格に大きな開きがありますね」(前出・政治部記者)

 

先のような批判的な声も上がる中、果たしてグッズは売れているのだろうか。本誌は12月20日、奈良にある前述したVeanas合同会社と同じ場所にある高市氏の「第二選挙区支部事務所」に対し、グッズに関する取材を電話で申し込んだところ、担当者は「お話しする必要がないことです」と話すのみだった。

画像ページ >【写真あり】歯ブラシ6000円、帽子は1万円越え…超強気価格の高市首相「公認グッズ」(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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