小川晶前市長のと田久保眞紀氏(本人のインスタグラムより) 画像を見る

「全ては私の責任だという風に思っています。自分の軽率な行動によって、本当に日本中を騒がせてしまいましたし、自分が一番辛い時に皆さんに本当に助けていただきました」

 

支援者たちを前にそう語ったのは、1月12日投開票の前橋市長選挙で再選を果たした無所属・小川晶前市長(43)。市幹部職員の既婚男性とラブホテルを複数回利用した問題で昨年11月末に辞職したが、出直し立候補で返り咲いたかたちだ。

 

「小川氏は6万2893票を得て、2位に終わった新人で弁護士の丸山彬氏(40)に1万187票の差をつけて圧勝しました。今回の前橋市長選では5人の候補者が立候補しましたが、12日の午後7時すぎに報道各社が開票率0%で当選確実を報じる“ゼロ打ち”の展開に衝撃が広がりました」(全国紙記者)

 

部下とラブホテルを10回以上利用したことを認めつつも、男女の関係は一貫して否定してきた小川氏。選挙戦では自身の不祥事に対する謝罪を繰り返すいっぽう、小中学校の給食費無償化など1年9カ月にわたる市長在任中の実績を強調。

 

“やり残した公約を進めたい”として、保育料の負担軽減などを訴えてきた。そんな小川氏の街頭演説や対話集会には大勢の市民が集まり、写真撮影や握手を求めて長蛇の列ができることもあったという。

 

小川氏の当選を伝えるネットニュースではコメントが9000件を超える記事もあり、《凄いですね。当選するとは思ってませんでした》《絶対に有り得ないだろうと思っていたので、驚きました》といった声が並んでいた。

 

そんななか、Xでは《田久保真紀と小川晶、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い》《小川と田久保、なにが明暗を分けたのだろう》という声も。自身の学歴詐称疑惑問題で失職し、昨年12月14日投開票の静岡県・伊東市長選挙で惨敗した田久保眞紀前市長(55)と重ねた人もいたようだ。

 

前出の全国紙記者は言う。

 

「伊東市長選では過去最多となる9人が立候補し、元市議の杉本憲也氏(43)が1万3522票を獲得して初当選。田久保氏は3位に食い込みましたが、4131票と杉本氏にトリプルスコア以上の差をつけられて落選しました。

 

昨年5月の伊東市長選で当選を果たした田久保氏ですが、学歴詐称疑惑が浮上したのは翌6月。わずか1カ月で実績を残すことは難しく、“ラブホ密会”が発覚する前にすでに実績を残していた小川氏と差がついてしまったかたちです。

 

また不信任決議案が提出される前に辞職した小川氏とは異なり、田久保氏は市議会から不信任決議を受けたものの、議会解散を選択。しかしさほど理解は得られず、市議会解散に伴う市議会選と市長選を合わせて約1億円が投じられたことに、市民からは怒りが噴出していました」

 

いっぽう昨年9月に“ラブホ密会”が発覚した小川氏も、一時は市役所に苦情が殺到し、市議会から辞職勧告が出されるなど市政に混乱を招いた。しかし再び返り咲くことができたのは、対抗馬との“経験の差”も優位に働いたようだ。

 

「今回の前橋市長選で2位に沈んだ丸山氏の支援者には、市議会の自民党系2会派や群馬県の山本一太知事(67)ら錚々たる顔ぶれが並びました。しかし丸山氏には政治キャリアがゼロだったこともあり、知名度も小川氏に並ぶほど上げられませんでした。

 

また、山本知事は自身のブログで丸山氏を熱烈に応援するも、小川氏に対しては批判を繰り返していました。例えば、告示後の1月9日には《小川陣営の戦略は老獪だ!》とつづるなど、露骨な表現もしばしば。そうした構図は一部有権者の反感を買ってしまい、小川氏に同情票が集まった側面もあるでしょう」(前出・全国紙記者)

 

一時は“トンデモ首長”として世間を騒がせた田久保氏と小川氏。だが選挙期間中のアピールも、小川氏の方が一枚上手だったようだ。

 

田久保氏は最終学歴を「東洋大学法学部卒業」としていたものの、後に「除籍」だったことが判明。しかし刑事告発されていることを理由に卒業証書を頑なに公表しないなど、辞任後も発言や振舞いがたびたび炎上していた。

 

「市長選の選挙期間中には毎日のようにインスタグラムで自撮り動画を公開していましたが、サムネイルのキャプションには《偏向報道に泣かされた》《これで勝ち上がったら伝説》といった強気な言葉も目立ちました。投開票日には『Mr.サンデー』(フジテレビ系)にリモート出演していましたが、疑惑にはノーコメントを貫き、質問に答えることなく“フリーズ”するといった姿勢に批判が集まっていましたね」(前出・全国紙記者)

 

いっぽう小川氏のインスタグラムでは、同氏が辻立ちで頭を下げる後ろ姿や市民と交流する姿を収めた写真が目立っていた。前出の全国紙記者は、両者の“明暗”についてこう続ける。

 

「小川氏のほうが写真、文章ともに、市民への感謝や寄り添う気持ちが伝わりやすい表現が大半を占めていました。子供からメッセージが書かれたカイロをもらったことを写真付きで共有するなど、“子供からも支持されている”と嫌味なくアピールするのも上手な印象でしたね。“ラブホ密会”に対しても真摯に謝罪を重ね、小川氏の謙虚な姿勢に“もう一度託したい”と有権者の心が動かされたのではないでしょうか。

 

また、田久保氏より小川氏のほうが不祥事発覚から市長選まで期間が短く、ほかの候補者に準備をさせる余裕を与えなかったこともプラスに転じたのでは。対抗馬の丸山氏には“保守団結”の雰囲気が色濃く出ていましたが、小川氏の市民目線に立った細やかさに軍配が上がったように思います」

 

小川氏の任期は’28年2月までだが、市民の期待に応えることはできるだろうか。

 

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出典元:

WEB女性自身

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