18日、日本保守党の百田尚樹代表(70)が、YouTubeの生配信番組『ニュースあさ8時!』に出演。沖縄の辺野古沖の転覆事故で女子高生を含む2名が亡くなった事故についての百田氏の発言が物議を醸している。
事件が起きたのは16日9時頃。名護市辺野古沖に波浪注意報が出ていた中、修学旅行中の同志社国際高校の生徒ら21人を乗せた小型船『平和丸』『不屈』の2隻が出航したものの、10時過ぎに横波を受けて転覆し、全員が海に投げ出された。海保が救助にあたったが、同日午後1時過ぎに、『平和丸』に乗船していた女子生徒と『不屈』船長の2名の死亡が確認された。
運航していたのは『ヘリ基地反対協議会」で、普段は米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民活動などを展開している団体。今回の運航は抗議活動が目的ではなく、海上から建設基地の現場を見学するためのものだったというが、同団体は海上運送法に基づく事業登録がされていなかったことが判明し、安全管理責任が問われている。
そんななか、同番組ではまず日本保守党の代表代行を務める有本香氏(63)が17日に報じられた産経新聞による事故のニュースを紹介。
「同校の会見では、保護者には抗議船ではなく基地反対を唱える人が普段乗る船と伝えており、保護者から同意は取っていなかった。コース別で生徒が自ら選んでこの(事故が起きた)コースに参加していたので、“抗議船”という名前では生徒にも保護者にも説明していない」と読み上げた。
さらに有本氏は「基地周辺で抗議活動を続けていた女性が報道陣の取材に対し、“亡くなった女子生徒に本当に申し訳ない。辺野古の無謀な工事は辞めてくれという思いで来てくれたと思う”と述べた」と続けた。
有本氏は「いろいろ問題があるのですが」と前置きし「いわゆる活動家の方が、亡くなった女子高生に対し“辺野古の無謀な工事は辞めてくれ”との思いとするのは不謹慎にもほどがある」と指摘し、被害者生徒の気持ちを代弁したことを批判した。
いっぽう、百田氏は「私はその件はなんとも思わない」と発言し、「基地反対だと言ってる人が乗っている船だと知って乗ったわけでしょ」と、女子高生らが自らの意思で抗議船に乗ることを選んだと主張。「私(高校生ら)も同じ(基地に抗議する)気持ちだ! とみんなで乗ったわけでしょう」と百田氏が続けると、有本氏は顔をしかめ「高校生がそこまで思ってたかはわからない」とやんわり否定した。
しかし百田氏は止まらず「観光船として乗ったわけではない。だから基地反対という気持ちで乗った。亡くなった女子高生が、基地反対と同じ気持ちだったという(抗議活動を続けていた女性の)発言は普通だと思います」と譲らなかった。
有本氏は納得がいかず「でも、人が1人亡くなっているんですよ」と発言すると、百田氏は「それはしゃあないでしょ」と返し、「犠牲者は気の毒ですよ。けど自分の意思で乗ったんでしょ。騙されて乗ったわけではなくて、巻き込まれたわけじゃないんですよ」と“自己責任”と言わんばかりの発言をし、有本氏の顔を再び曇らせていた。
同動画でのやりとりを見たユーザーからは批判の声が続出。コメント欄が炎上状態に。
《今日の百田さんのコメントは酷かったです。学生さんの自己責任だとでも言いたそうな発言には怒りを覚えました。》
《百田さんいつも支持していますが、今回の放送の女子高生の件は私は違うと思います。》
《高校性だったら仲の良い子に付き合ってコースを選ぶ可能性だってありますよ。思想性があるとは限らないです。少し落ち着いて考えてみてください。》
《事故で亡くなった子供に対して しゃーないですか?自業自得ですか?これほど怒りを感じる動画は初めてです。心が無さすぎる。》
(すべて原文ママ)
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