今年の24時間テレビのマラソンランナーに選ばれた星野真里(写真:本誌写真部) 画像を見る

「私が走ることで、子どもたちの可能性が少しでも広がるのであれば、こんなにうれしいことはない」

 

8月29、30日に放送される『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』(日本テレビ系)。同番組恒例の目玉企画、24時間チャリティーマラソンのランナーを、今年は俳優の星野真里(44)が務めることが発表された。

 

6月22日、制作発表会見に出席した星野は、ランナーを引き受けた理由を冒頭のように語っていたが、その背景には、生まれつき筋組織に異常があり、全身の筋力が低下する病気「先天性ミオパチー」(国指定難病)を患う10歳の娘の存在がある。

 

彼女は10年間娘を育ててきた中で、「すべての子どもたちが分けられることなく、子どもたち自身で自分の居場所を選べる世の中になってほしい」という願いを持つようになったという。

 

今回はその強い思いを胸に24時間走り抜く覚悟なのだ。会見後、さっそくネット上では、

 

《星野さん、完走まで応援します》
《頑張って下さい!》

 

という激励のコメントが。しかしその一方で、

 

《感動する前に、星野さんの体調を心配する方が多くなるような気がする》
《酷暑でやるのは危険なだけ。もっと違うことした方がいい》
《箱根駅伝を中継している局なら真夏のマラソンの厳しさを知っていると思うけどね》

 

といった、真夏に実施することのリスクを指摘する声も少なくない。

 

「日中35度超の猛暑下で長時間走り続けるのは、医学的に次元の異なる過酷な負荷で、熱中症をはじめとする“命に関わる病態”を招く危険性があります」

 

こう警鐘を鳴らすのは、今年の東京マラソンを完走したスポーツドクター(日本医師会認定健康スポーツ医)で、「五良会クリニック白金高輪」の五藤良将理事長だ。

 

毎回、この24時間チャリティーマラソン企画に対しては、賛否の意見がネット上で入り乱れる。その多くは、真夏の8月に有名人を24時間走らせることへの番組批判がほとんどだ。

 

とくに今夏は、35度を超える「猛暑日」が継続し、地域によっては40度超える「酷暑日」が多くとなるとの予想もある。

 

「炎天下でのマラソンで最も注意すべきことは、やはり熱中症です。めまい、立ちくらみ、こむら返りなどの軽症から、頭痛、吐き気といった中等症。さらに重症の熱射病になると、意識障害、40度超の高体温、肝腎障害などが起きて、短時間で命に関わる状態になることもあります。

 

そして脱水症。高温下の運動では、発汗が1時間1~1.5ℓに達することも。その脱水による血液濃縮、心拍上昇で心臓への負担が増し、不整脈、まれに心停止や突然死する可能性もあります」(五藤理事長、以下同)

 

猛暑日が続くと、都市部は夜間も気温や湿度が下がりにくく、体に熱がこもり続ける点も24時間マラソンの恐ろしさなのだという。

 

「24時間ですから睡眠不足による判断力、注意力の低下によって、体の異変にも気づきにくくなり、転倒事故にもつながる危険性もあります」

 

制作発表会見で番組担当者は、専門チームの指導監修のもと事前準備を行い、休憩の取り方や熱中症対策の強化など、万全を尽くすと話していたが……。

 

「星野さんの挑戦する気持ちは応援したい。でも、酷暑下で24時間マラソンをやるというのは、医学的な知見から無謀で非常識です」

 

難病の娘のために走る星野が、無事に完走することを祈るばかりだ。

画像ページ >【全順位あり】『24時間テレビ』で「感動した」マラソンランナーランキング(他2枚)

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: