「現在ではTVerなどの動画配信サービスがあるとはいえ、個人視聴率1%台を記録した月9ドラマは前代未聞ですよ。結局、最後まで視聴率が回復することなく最終回までたどり着いてしまったという印象です」
こう語るのは、フジテレビ関係者。6月22日に北村匠海主演の月9ドラマ『サバ缶、宇宙に行く』(フジテレビ系)の最終回が放送。しかし、同ドラマが月9史上“ワースト視聴率”を記録したことが波紋を広げている。
「第2話の時点ですでに世帯視聴率4.1%、個人視聴率2.6%という低調な数字を記録。以後、個人視聴率は2%台を推移し続けただけでなく、第8話ではなんと個人視聴率が1%台にまで落ち込むという“大爆死状態”となりました。
最終的に同ドラマの平均視聴率は3.7%でしたが、この数字はこれまでのワースト1位だった、二宮和也さん・中谷美紀さん・大沢たかおさんのトリプル主演作品『ONE DAYS~聖夜のから騒ぎ~』(’23年)の5.3%に大きな差を付けられるかたちでの最下位となりました」(テレビ誌ライター)
この不名誉な記録に、現在でもフジテレビ局内では“紛糾状態”が続いているのだという。
「北村さんという知名度の高い俳優を起用したにも関わらずこの数字ですから、これは演者の責任というより、制作側のドラマ全体のストーリー構成やキャラクター造形に問題点があったとしかいいようがありません。
昨年7月、じつはフジは番組の編成部を大幅に刷新したのですが、それ以来、月9ドラマの平均視聴率の低下が続いているのです。‘25年7月放送の『明日はもっと、いい日になる』は5.6%、同年10月放送の『絶対零度~情報犯罪緊急操作~』は5.5%、26年1月放送の『ヤンドク!』は5.8%と軒並み低水準の記録。そして『サバ缶』の“平均視聴率3.7%の不名誉”は局内で決定打となったようで、今期に再び編成部員の大幅なリニューアルを画策しているといいます」(前出・フジテレビ関係者)
そんななか、フジテレビの“救世主”として抜擢された往年のヒットメーカーがいるという。
「今年6月にフジテレビ初の“チーフ・コンテンツ・オフィサー(COO)”に選ばれた石原隆氏(65)です。この役職はドラマをはじめとするコンテンツ企画の総責任者のこと。清水賢治社長は『単にクリエイティビティが高いだけではなく、極めて再現性が高い企画の立て方をする』という点を見込んで、彼に白羽の矢を立てたといいます。
同氏は‘84年にフジテレビに入社。編成部に配属された後、『世にも奇妙な物語』『古畑任三郎』『HERO』など、名だたる人気シリーズを担当してきました。取締役編成統括局長などを歴任し、’21年に日本映画放送社長、‘25年から共同テレビ社長を務めていました。現在、石原氏は地に落ちたフジのドラマを復活させようと意気込んでいるそうです」(前出・フジテレビ関係者)
7月20日にはGACKT主演の新月9ドラマ『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』の初回放送を控えているフジテレビ。エースの新加入で月9に新たな風を吹き込むことが出来るだろうか――。
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