繊細なレースドレスは「胸元の調和」に注目(撮影:雑誌協会オランダ・ベルギー同行取材班) 画像を見る

6月13~26日、国賓としてオランダ、ベルギーを訪問された天皇皇后両陛下。訪問中の雅子さまの麗しい装いを改めて振り返ろう。

 

日程前半に訪れられたオランダでは、鮮やかなお召し物が目立った雅子さま。

 

「国旗に入っていて、オランダの画家・フェルメールも好んだ青。そして、花卉産業が盛んな国にふさわしい花柄。この2点を取り入れたお召し物に、雅子さまの訪問国への敬意が感じ取れます。水色、濃い青など、繊細な色の使い分けもご配慮に満ちています。また、皇后の第三ティアラをつけられた晩餐会の正装もゴージャスで素敵でした」(ファッション評論家・石原裕子さん)

 

16日にはアムステルダム王宮へシンプルなパンツスーツ姿で。

 

「日本の梅雨の花、紫陽花を想起させる色合いの花柄ストールを合わせて。花柄はラベンダー、白、水色と淡い色調で素敵です」(前出・石原さん)

 

17日のオランダ国王夫妻主催の晩餐会では、ブルーのイブニングドレスをお召しになった。

 

「画家のフェルメールが好んだ、フェルメール・ブルーのドレスに、ご自身のお印のハマナスを金糸で織り上げて飾った、これまでとは違った豪華な印象のドレスです」(前出・石原さん)

 

オランダ最終日は華やかなジャケットで彩られた。

 

「ラベンダーで描かれた花々が優しいオリエンタル調のジャケットの装い。襟、サイド、袖口などのミントブルーのトリミングと、組みひもと真珠のボタンがアクセントに」(前出・石原さん)

 

そして、20日にオランダからベルギーへ移動されると、雅子さまの装いも一変した。

 

「ベルギーでは全身をグリーンやラベンダーで統一した装いや、淡いピンクのレースを重ねたアイボリーのドレスなど、シンプルな色使いが中心に。特にレースは古くから、ベルギーの伝統工芸品として欧州の多くの女王、王妃にも愛されてきました。晩餐会のドレスのレースは極めて繊細で美しく、ベルギーに敬意を示されたデザインだと思います」(前出・石原さん)

 

ベルギーご到着時は、光沢のある若草色が爽やかな七分袖のジャケットのセットアップをお召しになった雅子さま。

 

「ボタンが見えないシンプルなジャケットですが、襟と裾にドレープを使い、優しさを感じる装いになっています」(前出・石原さん)

 

23日の歓迎式典もセットアップで臨まれた。

 

「光沢の美しいラベンダー色の優雅なデザインのセットアップ。カスケードラインの襟と袖口、お帽子のリボンに少し色の濃い裏地を効果的に見せています」(前出・石原さん)

 

その晩は、晩餐会で華やかなドレスもお召しになった。

 

「淡いピンクの糸で編まれたレースをオーバースカートのように重ねたベアトップドレス。ウエストから開いたレースのカットも繊細。胸元のラインとネックレスとの調和も絶妙です」(前出・石原さん)

 

画像ページ >【写真あり】「フェルメール・ブルー」のドレス姿の雅子さま(他5枚)

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