国会の会期末が迫るなか、高市早苗首相(65)による“アピール“が波紋広げている――。
高市氏は7月20日にXを更新し、同月に入ってからの土日の過ごし方について、《公邸で『骨太方針』『日本成長戦略』『地域未来戦略』に関する分厚い資料を早朝から深夜まで読み続け、2週目は与党審査で加筆修正された部分を熟読検討するなど、高市内閣が初めて骨太方針や概算要求段階から関われる令和9年度予算や本格的に取り組める中長期の成長戦略に向けて、半端ない情熱を注いでいました》と報告。加えて、国会答弁に備えるべく資料のペン入れや、書類の山との格闘など、タスクが盛りだくさんなのだという。
それだけでなく、平日についても、《公邸に戻ってから、風呂掃除、入浴、夕食、夕食後の洗い物、洗濯、簡単な掃除まででプライベートな時間は精一杯で、後の深夜時間帯は明け方まで官邸から持ち帰りの資料読みや国会答弁資料読みに追われます》と多忙ぶりを明かした高市氏。ただ、投稿した20日の祝日(海の日)は、久しぶりに《私的に使える貴重な時間》を得たといい、この日の過ごし方について以下のように綴った。
《今日のお休みは本当に有難く、久々に5時間も睡眠を取れた上(総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化)、昼からは、手付かずだった大量の洗濯後のハンカチやインナーのアイロンかけと、お裁縫(スカートの裾のほつれのまつり縫いやジャケットの緩んだボタンの補強)を一気に処理》
《私は特にアイロンかけが下手で時間がかかるので、つい先延ばしにしていた結果、スーツに合わせるインナーが殆ど無い状況に。これで会期末までのハンカチとインナーを確保でき、明日から又、頑張れます!》
つかの間の休息で弾みをつけた高市氏だが……。立憲民主党の蓮舫参院議員(58)はXで《総理大臣として、何を伝えたいのか。何のアピールなのか》と疑問を呈し、同党の小西洋之参院議員(54)も、事務処理に追われる高市氏を《総理の職務能力が皆無なのです》と痛烈批判。さらに、一般のユーザーからも《こんなに長文でお気持ち表明してくる首相とか史上初では?》《これまともな大人が書く日記じゃないだろ。中学二年生が首相やってる》といった不満の声が上がるなど、高市氏のアピールは“大炎上“の渦中にある。
そんななか、火中の栗を拾いにいったのが、国光文乃外務副大臣(47)だ。国光氏は21日にXを更新し、高市氏の投稿にあった、風呂掃除や洗濯など公邸に戻ってからの多忙ぶりや、アイロンかけが苦手だというくだりを抜粋すると、こう綴ったのだ。
《分かります!涙。国光も下手なアイロンかけで何度手を焦がしたか。。人の手を借りるのもありますが、家族に負担かけていますし、家族が人を入れるのを嫌がる場合もありますし、ついつい「それくらいはやらないと」となりがちですよね それぞれに様々なご事情や裏舞台があり、公務に責任を果たす前提で、ご理解頂けると幸いに思います》
高市氏のアピールが猛批判を受けるなか、国民に対して“理解“を求めた国光氏。ところが、ユーザーからは真逆の反応が……。
《援護射撃のおつもりかもしれませんが、火に油注いでますよ…》
《「分かります!涙」って、涙がちょちょぎれるのはこちとら庶民の方じゃ》
《こんな井戸端会議みたいな話をするために国会議員になったのか?》
《いい歳した国会議員が幼稚なヨイショしててめまいがする》
高市氏に対する思いやりが、かえって裏目に出てしまったようだ。
「昨年10月の就任以降、圧倒的な支持率を得ていた高市氏ですが、19日に公表された毎日新聞の全国世論調査では支持率が41パーセントまで減少(不支持率44パーセント)。当初は“物価高対策”など経済政策を打ち出していたものの、ここ最近は国旗損壊罪や皇室典範改正などにシフトしていった感があり、SNSの反応を見ても“経済を何とかしてほしい“といった声がちらほら。歴史的な円安や原油高でさらなる物価の高騰も見込まれます。このような状況で高市氏から出てきた言葉が“寝てない“や“アイロンが苦手“では、国民が不満を募らせても仕方ないのではないでしょうか。
国光氏の投稿はそうした世相をまったく捉えておらず、完全に逆効果になってしまっています。また、国光氏は“人の手”を借りることに懐疑的ですが、国民としても高市氏が家事をアウトソーシングし、より職務に集中できる環境を整えてもらった方が安心でしょう」(政治部記者)
“理解”できていないのは、むしろ国光氏の方ではないか。
