背筋を伸ばし、後ろ足だけで立ち上がる姿が話題になったレッサーパンダの「風太」。2026年7月5日に23歳の誕生日を迎え、人間の年齢にすると100歳になるという。
風太のほかにも多くの動物たちが暮らす「千葉市動物公園」(千葉県千葉市)はお祝いムードに包まれたが、その動物公園で、来園者による動物への「食物の投げ入れ」という、深刻な事態が起きた。
「7月21日、動物公園は公式Xに《先日、来園者が持ち込んだ食物を飼育動物に投げ入れ、動物が食べる事案が発生しました》と投稿しました。
食べてしまった動物については《当該動物》とだけ表記されており、《健康状態を慎重に見守っており、現在元気にしています》とつづられているものの、動物の身を案じる声が多く寄せられています」(ネットニュース記者)
どのような状況で「投げ入れ」が起きたのか。動物公園の担当者に聞いた。
「『当該動物』はニシゴリラの『モンタ』です。干し柿らしきものが投げ入れられ、それをモンタが食べてしまいました。(23日現在)モンタに異常は見受けられていません」
これまでも、食物の投げ入れはあったのだろうか。
「頻繁ではありませんが、時折、投げ込み事例はありました。しかし幸いにも、大きな問題になったことはありませんでした。
飼育動物については動物園で栄養管理をしていますので、(投げ入れにより)カロリーを取り過ぎる心配もありますし、動物にとって良くないものが入っていたりすることも考えられますので、やめていただきたいとお願いしています」
こうした事例は、オープンエリアがある動物園の共通の悩みだという。
動物公園のXには《モンタさん何事もありませんように》《モンタさんのことが心配で心配で》などの書き込みが多く寄せられている。
同じ千葉県内では、母ザルが育児をしなかったことから、飼育員による人工保育で育った「市川市動植物園」(千葉県市川市)のニホンザル・パンチが、母ザルが恋しかったのか、代わりにオランウータンのぬいぐるみを抱いて甘える姿がSNSで発信され人気になった。
多くの来園者がパンチの姿に歓声をあげたが、5月17日に、着ぐるみ姿の自称米国籍の大学生の男がサル山に侵入、威力業務妨害容疑で緊急逮捕され、6月24日には来園者がサル山に向けてレーザーポインターを照射したことが確認されるなど、動物園内では迷惑行為が相次いでいる。
動物の健康と安全が脅かされる行為が、これ以上起きてはいけない。
画像ページ >【写真あり】市川市動植物が開始した「撮影禁止」腕章(他5枚)
