“ハーフパンツ界の帝王”こと勝俣州和(写真:本誌写真部) 画像を見る

「ここ5年ぐらい、日本の夏は異常な暑さですよね。40度を超える日もあるのに、なんで男性が職場でハーフパンツをはくことが“論争”になるのか、意味がわからない。暑いから快適な服装にするのは別に悪いことじゃない。上下スーツで汗ビチョビチョのまま働くよりも、仕事量、質ともに絶対に上がるはずです」

 

こう熱く語るのは、“ハーフパンツ界の帝王”こと、タレントの勝俣州和さん(61)だ。

 

7月21日から統計史上初めて5日連続で酷暑日(40度以上)を記録する地点が観測されるなど、日本列島は連日命を奪うほどの危険な暑さが続いている。

 

“論争”のキッカケとなったのは、4月に小池百合子東京都知事(74)が、東京クールビズの取り組みの中で、厳しい暑さのエネルギー対策の一環として、ビジネスシーンにおける服装について「Tシャツ、スニーカー、ハーフパンツなど、快適性を重視したクールな装いを推奨いたします」と発表したことだった。

 

ネット上では、否定派の女性の中に、《体毛が気になるから嫌》《スネ毛がキモい》などの声が。さらに「スネハラ(スネ毛ハラスメント)」という言葉まで散見するなど、男性にとってはなかなか厳しい意見もあった。

 

夏本番前は、職場でのハーフパンツ着用が容認されるのは、まだまだ先の話……と思われていたが、7月中旬以降からこの猛烈な暑さによって事態は急変。一時沈静化していた“ハーフパンツ論争”が再燃。

 

さっそくネット上では、

 

《40度近くまで暑くなってくると、半袖シャツだけではなく、ハーフパンツ勤務もしょうがないのかと思えてきます》
《すね毛ごときでと書くと怒られるかもしれませんが、猛暑で亡くなっている方もいらっしゃるので命を守ることが一番大切》
《なんでもハラスメントはいい加減やめよう》
《女の人でムダ毛処理してない人だって同じじゃないの~》

 

などと、この異常な暑さを背景に、ハーフパンツを容認する声が増えてきたのである。

 

男性専門の総合美容医療「ゴリラクリニック」の調査によると、ハーフパンツでの勤務を認めている企業は全国の3割程度で、6割以上の企業が「禁止」というのが現状だ。

 

「僕は長年ハーフパンツをはいていて、いつも感じていることは“行動的”になれるってこと。たとえば、ハーフパンツだと重い革靴は履かないので、ビジネスシューズ風のスニーカーを履けば、軽いので動きやすいし、走ることもできる。とくに夏場は膝から受ける風が気持ちいいので、非常に快適っていうか、行動的になれるんですよ」(勝俣さん、以下同)

 

ハーフパンツを30年以上もはき続けている勝俣さん。ビジネスシーンでの仕事の効率化アップにもつながると力説する。そして女性が嫌う男性のスネ毛については、

 

「女性の中には処理している人もいますが、人間みんなスネ毛は自然と生えてくる。それをキモいというなら、それは男性に対するセクハラにはならないんですか?」

 

と、疑問を呈する。さらに続けて、

 

「じつは僕、元々は色白なんですよ。いまはお尻だけ真っ白です(笑)。結局、肌を露出している部分は日に焼ける。そうすると足も小麦色になって、女性がキモいと言っているスネ毛だって、意外と目立たなくなりますよ」

 

では今後、真夏のハーフパンツ勤務が一般的に浸透していく可能性はあるのだろうか。

 

「企業の判断次第でしょうね。すでに中学校や高校でもハーフパンツ制服がどんどん増えてきている時代です。会社が思い描く古い常識がいまの時代に合っていない。会長、社長、部長クラスがこの猛暑の中で、1日だけでもいいので上下スーツを着て、革靴を履いて営業回りをやってみればいいんです。きっと“こりゃ死ぬわ”と思いますよ。そしたらすぐにハーフパンツOKになるんじゃないかな」

 

勝俣さんがハーフパンツをはきだした30年前は、イタリアン、フレンチレストラン、ホテルのバーなどには入店できなかったそうだ。それでも2年、3年……とはき続けていくうちに、だんだんハーフパンツをはく人たちが増えてきて、以前NGだったお店もハーフパンツOKになっていったという。

 

「昔は、ハワイでもダメな店がありましたからね(笑)。いまは、デニムはNGだけどハーフパンツはOKって店もある。はく人が増えたらどんどんルールも変わってくるんじゃないですか」

 

仮に会社がハーフパンツを容認しても、実際ビジネス用にどうコーディネートしたらいいのか、個人で判断するのはなかなか難しい。

 

そこで勝俣さんは次のような提案をする。

 

「会社がルールを決めてあげればいいんです。基本は清潔感と爽やかさ。たとえば、ハーフパンツの色は黒、グレー、紺。シャツは半袖でも襟がしっかりしたタイプ。ネクタイも締める。ソックスはショートではなく、縦幅があるもの。靴は革靴っぽいスニーカーとか。その会社のカラーや職種に合わせたルールを作れば、社員も着用しやすくなると思いますよ」

 

猛暑&酷暑日はこれからが本番。“帝王の声”が経営者たちの耳に届けばいいが。

 

画像ページ >【写真あり】24年10月、ハーフパンツ姿で萩本欽一の舞台に出演した勝俣州和(他4枚)

出典元:

WEB女性自身

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