『科捜研の女』では所長、『踊る大捜査線』では副所長の人気俳優 画像を見る

「ボクの趣味はトランペット。多摩川の河川敷で吹いていると、あるとき2人組の警察官から職質をされました。『お仕事は?』と聞かれて『役者やってます』と答えると、『あ、署長ですか?』って驚かれて。『踊る大捜査線』ファンでした(笑)。でも、『踊る~』では、ボクは副署長。所長なのは『科捜研の女』シリーズなんですよ」

 

こう語るのは、斉藤暁さん(72)だ。1999年に開始されたシーズン1にも出演したが、2004年のシーズン5からまったくの別役で出演し、今年1月に放送されたFINALまで出演し続けた。

 

同ドラマの撮影は、京都の太秦にある東映の撮影所で行われた。

 

「東京のスタジオとは違う雰囲気でした。たとえば東京のスタジオには役者が集まる控室のようなものがありますが、京都にはなく、離れた場所にある控室からスタジオまで歩いていくんです。雨が降ってれば傘もささなければならないのですが、道すがら、高倉健さんが撮影したスタジオを通ったり、撮影中の時代劇を見たりと、伝統や格式を感じました」

 

撮影を待っているときは、スタジオの隅で見学。

 

「声を出すこともできないので、待ち時間は自分なりの過ごし方をしなければなりません。ボクはセリフの確認などをしていました。科学者を演じるから、化学物質を覚えるのが大変で。亜美ちゃん(山本ひかる)からは、長いカタカナの化学物質は、途中で1回区切ると覚えやすいと教えてもらって、実践していました」

 

主役の沢口靖子は、初回から輝いていたという。

 

「これがスターなのかと思うほどのオーラ。今では2人の笑い話となっているのですが、吊り橋のシーンが思い出です。犯人と吊り橋でもみ合うのですが、沢口さんはまっすぐな人なので、本気で演じるんですね。吊り橋がグワングワン揺れて、ものすごく怖かったんですよ(笑)」

 

長く続いたシリーズも、今年1月に放送されたスペシャル版で終了となった。

 

「出演者それぞれ、心の中に思うところがあったと思います。沢口さん演じるマリコさんが渡米することになって、寂しかったんですね。最後、科捜研のメンバーで置き手紙を読むシーンは“これで最後か……”と感慨深くなりました。打ち上げの最後に、『また会いましょう』と言って別れました。次の作品の機会があればうれしいですね」

 

『科捜研の女』(テレビ朝日系、1999~2026年)

京都府警科学捜査研究所を舞台に、凶悪&ハイテク化する犯罪を解明する法医研究員、榊マリコ(沢口靖子)の活躍を描く。2026年にFINALが放送されるまでほぼ毎年放送された人気シリーズ。27年間変わらないマリコの風貌もミステリー。

 

【PROFILE】

さいとう・さとる

1953年生まれ、福島県出身。福島時代から長く舞台で活躍。1997年に出演した『踊る大捜査線』で人気を博す。9月18日公開の映画『踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』に出演。

 

画像ページ >【写真あり】2026年放送のFINALで完結した『科捜研の女』出演者8人(他1枚)

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