高市首相(写真:共同通信) 画像を見る

「我が国は、非核三原則を堅持しております。核兵器のない世界に向けた現実的かつ実践的な取り組みを積み重ねてまいります」

 

高市早苗首相(65)は8月9日、長崎市の平和公園で開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席。その後、長崎市内のホテルで被爆者団体の代表らと面会し、非核三原則の順守、法制化などを求める要望書を受け取った。

 

面会の様子はインターネット番組「ニコニコニュース」で中継され、締めくくりの挨拶の中で冒頭のように語った高市氏。6日の広島市での会見に続き、長崎でも平和祈念式典での挨拶と同じく、将来の方向性を示さない現状説明のみの表現にとどまった。

 

高市氏の挨拶に注目が集まるなか、一部SNSでは要望を聞く高市氏の表情や仕草も波紋を呼んでいて――。注目を集めたのは、一般財団法人長崎原爆被災者協議会の田中重光会長が次のように語った場面だった。

 

「最後に、今日、高市総理大臣は長崎の原爆資料館を見学されました。今、国会議員の中で、戦争体験者や戦争を知らない人たちが大部分を占めています。是非、お帰りになったら、広島、長崎の原爆資料館を見学されることをお勧めください。ありがとうございました」

 

あるWEBメディア記者は言う。

 

「『ニコニコニュース』の中継では、この場面で高市氏の姿をクローズアップ。田中会長が要望を読み上げている間、高市氏は手元の要望書に目を通しながら耳を傾けていました。その際、口を真一文字に結んだ真剣な表情を浮かべていましたが、時折、田中会長の方に鋭い視線を投げかける場面も。ただ、場所を考えると笑顔で話を聞く場所ではないですし、シリアスな場面で高市氏の“通常営業”というように見えました」

 

ただ、Xではこの場面を切り取った動画が拡散し、一部の人たちからは高市氏の表情や仕草に対してこんな疑問の声が(以下、《》内はすべて原文ママ)。

 

《人の話を聞く態度ではない》
《トランプとかと会ってる時と全然表情が違うよな… 》
《プロモビデオと並べたい》

 

こうした声は、野党の政治家や著名人からも上がっていた。

 

前衆議院議員で中道改革連合の小沢一郎氏(84)は、9日にXで拡散されている動画をリポストし、《絶対に総理にしてはいけない人物を、総理にしてしまった。もはや取り返しがつかない》と投稿。10日にも再び同じ動画をリポストし、《目は口ほどに物を言う》と呟いていた。

 

立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(68)も10日にXを更新し、拡散されている動画に対して《悲しい・・・》とポツリ。

 

さらに芥川賞作家の平野啓一郎氏(51)も《こんな態度、あるのか? どうかしてる》と疑問視した。

 

ある政治部記者は言う。

 

「被爆者団体の要望を聞く首相の姿勢に厳しい声が上がっていますが、近年で首相を務めた岸田文雄氏(69)や石破茂氏(69)も、高市氏の振舞いとは大きな差はなかったように感じます。

 

長崎での事例ではありますが、岸田氏は一昨年8月に被爆者団体の代表らと面会しています。代表者が要望の趣旨を説明している間、要望書に目を通しながら、真剣な表情で耳を傾けていました。

 

石破氏は代表者が要望の趣旨を説明している間、資料に目を通すといった仕草はなかったものの、両手を組んで代表者をじっと見つめながら話を聞く姿が印象的でした」

 

ではなぜ、高市氏に限って表情や仕草に批判が集まってしまったのだろうか?前出の政治部記者はこう続ける。

 

「一部SNSで声が上がっているように、田中会長の要望に耳を傾ける高市氏の視線は鋭く、険しい表情に映ったという人もいたようです。ただ、決して寝たり、興味なさげに聞いていた様子はなく、高市氏は面会終了後、いち早く各代表者のもとに駆け寄り、一人ひとりと挨拶を交わしていました。椅子に座っている代表者の目線の位置まで腰を落とすなど、細やかな気配りも印象的でした。

 

いっぽう高市氏は首相就任以降、トランプ米大統領(80)など各国首脳陣との会談で見せた“ハイテンション”も注目を集めてきました。歴代首相と比べて公の場での感情表現が豊かであることから、表情や仕草の差は目立ちやすいように思います。

 

また、高市政権の支持率は5月以降、各メディアの世論調査で下落傾向にあります。そこに加えて、高市氏の人気を左右するような出来事も。首相官邸は8月3日、高市氏が地震で被災した熊本県を視察したことを伝える動画をSNSで公開しました。しかしBGMやカット割りなどの演出に、“PVのよう”と批判が続出。高市氏の一挙手一投足に注目が集まるなか、被爆者団体と面会する様子も否定的に捉えられてしまったのかもしれません」

 

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出典元:

WEB女性自身

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