寿美花代さん 画像を見る

8月3日、俳優・高嶋政宏(60)と高嶋政伸(59)の母で、元宝塚歌劇団のトップスターとしても知られる女優・寿美花代さんが老衰のため94歳で亡くなった。夫・高島忠夫さん(享年88)とのおしどり夫婦ぶり、そして政宏、政伸の兄弟を育てた「高島ファミリー」の母として、長年にわたって芸能界で愛されてきた。

 

長男の政宏と、1歳年下の政伸。ともに後に俳優となる2人だが、生まれた時から全く違う個性の兄弟だったという。‘90年に出版された自著『息子たちへ――政宏、政伸への愛とメッセージ』(KKロングセラーズ)では、兄弟の幼少期に関するこんなエピソードも綴っていた。

 

《小さい頃、二人の息子たちは本当によくケンカをしました。その原因といっても、ほとんどがごく些細なことばかりです。大人の目から見ればゴミのようなつまらないものを、真剣な顔で取り合いしているのです。

 

いつものようにゴミのような取り合いをして、「ああ、またケンカだわ」と思っていたら、突然に、「ギャアーァ」という声が上がりました。政宏の声です。あまりの大声にびっくりして飛んでいくと、政伸が鉛筆で頭を刺したといいます。見ると、昼間私が先のほうまで長くとがらせておいた鉛筆が一本ありません。そして政伸の手には、芯の折れた鉛筆が握られていました》

 

結局、鉛筆の芯は刺さっていなかったのだが、兄弟ケンカのために政宏は病院で頭を切り開いて縫わなければならなかったという。

 

その後、成長した政宏、政伸はともに俳優として成功。高島忠夫さん、寿美さん、そして2人の息子がそろってテレビに出演する姿は、「高島ファミリー」の象徴として多くの視聴者に愛された。

 

しかし、‘13年放送の特番『独占密着! 真実の高島ファミリー』(フジテレビ系)以降、兄弟が揃ってテレビに出る姿は見られなくなってしまう。やがて’19年には、政宏と政伸が「共演NG」になっていると報じられ、兄弟の“不仲説”まで浮上することに。

 

だが、当時の本誌の取材に対し2人は、兄弟間の確執を否定。政伸は「僕はそんなことはないと思いますよ」と答え、政宏も「政伸と確執?いやぁ、そんなことはないのですけどねぇ……」と否定。ただ、兄弟での共演については「兄弟って本当に色々難しい。ぶっちゃけ、兄弟では共演とかもやりにくいですよ」と率直な思いを語っていた。

 

所属事務所も「兄弟仲が悪いから、ということではありません」と説明。つまり、「共演しない」ことと「仲が悪い」ことは、必ずしも同じではなかったのだ。

 

そんな2人について、母・寿美さんは自著の最後に、母親としての切なる願いを綴っていた――。

 

《二人には同じように伸びていってほしいという気持ちがあります。同じ芸能界の世界で同じ俳優という仕事をやりながらですが、互いにせめぎ合うような形でなく、どちらにも個性を生かしながら大きくなってほしいのです》

 

“兄と弟”ではあるが、“ライバル”にはなってほしくない。それが、寿美さんが2人に託した思いだったようだ。

 

「両親が元気なうちは、兄弟それぞれが自分の家庭や仕事を優先し、一定の距離があっても不思議ではありません。ただ、親が亡くなると、兄弟という存在を改めて意識する人は少なくない。葬儀や遺品整理など、これまで親が担っていた役割を兄弟で考えなければならない場面も出てきますからね」(芸能関係者)

 

「共演NG」という言葉だけでは語れない、長い年月をともに生きてきた高嶋兄弟。最愛の母が亡くなった現在だからこそ、兄弟間の関係性が変わり始める可能性はあるかもしれない。

画像ページ >【写真あり】高嶋ファミリー4人がそろった貴重な家族写真(他5枚)

出典元:

WEB女性自身

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