「がんばります」、そう言って、愛子さまが投げられたボッチャの赤い球は、白い目標球にピタリとくっつき……。そんなナイスショットに周囲から喝采が上がった。
8月20日から1泊2日で大阪府と滋賀県を訪問された愛子さま。
「滋賀県は昨年10月に国民スポーツ大会ご観戦などのため、足を運ばれる予定でしたが、新型コロナウイルス感染のため断念されたという経緯もありました」(皇室担当記者)
8月21日、1年ぶりに訪問がかなった施設の1つが滋賀県米原市の地域包括医療福祉センター「ふくしあ」だ。
2018年に天皇皇后両陛下も訪問された施設であり、愛子さまは障害がある子供がリハビリに取り組む様子などを見学された。
「ふくしあ」のセンター長など務めている中村泰之さんは、本誌の取材にこう語る。
「愛子さまがご到着された際、『天皇皇后両陛下から、大変すばらしい施設であることを伺っています』『(両陛下からは)“8年前にお世話になり、ありがとうございます”とお伝えくださいと言われております』といったお言葉があり、本当に嬉しかったです」
中高の学生4人がパラリンピック競技でもある“ボッチャ”を楽しむ様子を見学した後、愛子さまも挑戦し、冒頭のようにナイスショットをご披露。
「私から『素晴らしくお上手でした』と申し上げたところ、ボッチャの球をご自分で作って、御所で練習されていたことをお話しになりました。『今日は最高の点数です』と、すごく喜ばれていました」(中村さん、以下同)
愛子さまは小児から高齢者、呼吸器を使っている寝たきりの子供まで、一人ひとりにお声がけされた。
「脳性まひのため足が不自由な子のリハビリもご覧になりました。ゴムで体を吊って、足でボールを蹴って、ボーリングのピンを倒すというものです。愛子さまはピンを立てるのを手伝ってくださり、『全部倒れて良かったですね』と、お声がけいただきました」
8年前に両陛下が視察された際に、お祝いしていただいた子供も、愛子さまのご訪問に立ち会った。
「8年前のご訪問の日が3歳の誕生日に近く、そのことを知った雅子さまが『ハッピーバースデートゥーユー』を歌われ、陛下も唱和されたのです。
その子は、今回の愛子さまのご訪問を待ちわびていました。はじめもじもじしていたのですが、私が当時のエピソードを愛子さまにお伝えしたときに、嬉しそうな様子を見せたのです。愛子さまがお帰りになることがわかると、『帰ってほしくない…』と泣き始めて……」
愛子さまも、子供たちとの別れを惜しまれていたという。
「ふくしあ」の玄関には、ミッキーマウスとミニーマウスのぬいぐるみが飾ってある。8年前、雅子さまはぬいぐるみたちを見て「ミッキーとミニーですね」と、破顔されていたという。
「私が愛子さまに『皇后陛下にも喜んでいただいた、ぬいぐるみです』と申し上げると、愛子さまは『8年前にもあったのですね。ずっと子供たちを見守って、優しく迎えてくれているんですね』と、おっしゃいました」
両陛下と愛子さま、親子2代にわたる交流を、「ふくしあ」の子供たちはずっと覚えているに違いない。
画像ページ >【写真あり】床に膝をついて…リハビリのお手伝いをされた愛子さま(他2枚)
