皇居・宮殿の「松の間」で行われた高市早苗首相の親任式(写真:時事通信・2026年2月18日) 画像を見る

9月17日、第2次高市早苗改造内閣が発足した。2月の衆院選での大勝を受け、少数与党となっていた参院での“苦戦”はあったものの、メディア各社が行う世論調査でも高い内閣支持率を維持してきた。

 

「閣僚18人のうち過半数の10人は交代しましたが、木原稔官房長官や茂木敏充外相、小泉進次郎防衛相、赤沢亮正経産相といった閣僚、かつ自民党役員も麻生太郎副総裁、鈴木俊一党幹事長も留任し、政権の継続性と基本的な“骨格”を維持した形となりました。

 

林芳正前総務相が閣外に出たことが話題となりましたが、この他にも皇居・宮殿での親任式・認証式をめぐってSNSで、あるテーマが話題となっていました」(全国紙政治部記者)

 

親任式や認証式が行われてきたのは、宮殿内の「松の間」という部屋だ。宮殿内で唯一板張りの広間で、広さは370平方メートル、幅80センチメートル、厚さ4.5センチメートル、長さ5.4メートルのケヤキ材が並べられ、壁面は若松文様浮織の裂地張りが施してある。

 

松の間は宮殿のなかでも最も格調が高い部屋とされており、慣例では首相や最高裁長官の親任式や国務大臣をはじめ認証官の認証式、新任の外国大使の信任状捧呈式、勲章・文化勲章の親授式などが行われてきた。皇室担当記者はこう語る。

 

「通常行われる松の間ではなく、今回の認証式が行われたのは『竹の間』という部屋でした。広さは182平方メートルと松の間よりも狭いことなどから、“格下の部屋で行われた”と、SNSで話題になっていたのです。

 

一部メディアが宮内庁に問い合わせたところ、照明機器に関する工事のため、今年8月上旬から9月下旬まで使用できない状態だったから、という見解が示されていました」

 

だが来月には施行される改正皇室典範をめぐって、国会通過前のタイミングで天皇陛下が“国民の理解が得られるものを”と、オランダ・ベルギー公式訪問前に臨んだ記者会見で異例の言及を行われるなど、皇室と高市政権の間には微妙な“温度差”があることもかねて伝えられてきた。自民党関係者はこう語る。

 

「こうした状況もあるため、SNSで話題となるのも無理はありません。ただ宮内庁が照明工事をこの時期に行うことも不自然に感じました。というのも、基本的に国会が閉会中の毎年8月中頃から9月中に内閣改造や党役員人事が行われるのは、永田町と霞が関では常識だからです。

 

親任式や認証式は、天皇陛下による国事行為です。国民の選挙の結果、内閣総理大臣は国会で指名され、総理が任命する国務大臣は、理屈の上では国民の意思表示の結果だといえます。だからこそ、格式の高い松の間で行われてきたのです。宮内庁がその重みを斟酌せずに工事の実施を決定したのならば、その認識は問われるべきだと思います。

 

工事をするのなら、両陛下が静養などのために皇居を離れていらっしゃる時期や、ほかにも宮中の行事が少ないタイミングがあったはずです。もちろん、“あえてこの時期に工事をした”という判断もなかったとは言い切れません。そこまで意地の悪い判断を、現在の宮内庁幹部が下すとも思えませんが……」

 

改正皇室典範の施行まで約1カ月。皇室と高市政権の間には、まだ“火種”がくすぶっている。

 

画像ページ >【写真あり】“格下”の竹の間で行われた第2次高市改造内閣の大臣認証式(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: